【情報セキュリティマネジメント試験】具体的な勉強方法とは?重要ポイントや過去問演習できるサイトも紹介!

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティ管理に必要な基本的な知識・技能を評価する国家試験です。
試験制度上はレベル2に位置付けられており、情報セキュリティを学びたいIT初心者・非エンジニアにも挑戦しやすい試験です。
一方、実際に勉強を始めると、「何から手を付ければ良いのかわからない」「途中でモチベーションが続かなくなる」と悩む方もいるでしょう。


そこで今回は、情報セキュリティマネジメント試験の勉強方法について、学習を継続するコツ・科目Aと科目Bの対策・無料で利用できる問題演習サービスまで紹介します。
情報セキュリティマネジメント試験は難しい?

まずは、情報セキュリティマネジメント試験の概要・現在の試験制度を確認しましょう。
IT初心者でも独学合格を目指せる
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティ管理を中心に基本的な知識・技能を問う試験です。
同じレベル2には基本情報技術者試験がありますが、対象者像・出題範囲が異なるため、難易度を単純に比較するのは適切ではありません。
当サイトでは、IT初心者が独学で挑戦する場合の勉強時間として、50~100時間程度を一つの目安としています。
ただし、必要な学習時間はIT・セキュリティの知識、実務経験、これまでの資格学習経験によって変わります。
現在は年間を通じてCBT方式で受験できる
情報セキュリティマネジメント試験は、令和5年度からCBT方式へ移行しました。
現在は原則として年間を通じて受験でき、申込み時に試験日時・試験会場を選択できます。
以前のように「4月・10月の年2回だけ」という試験ではありません。そのため、自分の学習状況に合わせて受験時期を決めやすくなっています。
ただし、試験システムのメンテナンスなどで休止期間が設けられる場合もあるため、受験前にIPAの試験日程を確認しましょう。
科目A・科目Bを合わせて120分・60問
現在の情報セキュリティマネジメント試験では、以前の午前試験・午後試験を分けて受験する形式ではありません。
| 試験時間 | 120分 |
| 出題形式 | 科目A:多肢選択式(四肢択一) 科目B:多肢選択式 |
| 出題数 | 60問 |
| 解答数 | 60問 |
| 合格基準 | 総合評価点600点以上(1,000点満点) |
科目A・科目Bをまとめて120分で受験し、60問すべてに解答します。
採点ではIRT(項目応答理論)が用いられるため、「60問中36問正解すれば必ず合格」のような単純計算ではありません。
また、以前のように「午前・午後の両方で60%以上」という合格基準でもないため注意しましょう。
資格取得後のメリットを意識すると学習を続けやすい
資格を勉強する目的として、情報セキュリティの知識習得・仕事への活用・キャリアアップなどを考えている方も多いでしょう。
学習を始める前に「資格取得後に何へ活かしたいのか」を決めておくと、途中で勉強がつらくなった際も継続しやすくなります。
情報セキュリティマネジメント試験を取得するメリットについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

情報セキュリティマネジメント試験はスケジュールを決めて対策しよう

試験対策では、必要な勉強時間を把握し、受験日から逆算して学習計画を立てる流れがおすすめです。
CBT方式では受験日を選びやすいため、先にある程度勉強してから受験日を決める方法もあります。一方、期限がないと学習を先延ばしにしやすい方は、先に受験日を決めても良いでしょう。

未経験者は50~100時間程度を目安にする
当サイトでは、情報セキュリティマネジメント試験の学習時間として、IT初心者なら50~100時間程度を一つの目安としています。
たとえば100時間を確保する場合、1日1時間なら約3カ月、1日2時間なら約2カ月で到達できます。
毎日確保できる時間から逆算し、無理のない受験日を設定しましょう。
筆者は約1カ月で集中して勉強し合格しました。当時の学習スケジュールについては、以下の記事でも紹介しています。
学習記録を残して進捗を確認する
勉強時間だけで合否が決まるわけではありませんが、「毎日どの程度勉強できているか」を可視化すると、学習ペースを把握しやすくなります。
学習記録には、ノート・表計算ソフト・学習管理アプリなどを利用できます。
当サイトでは、学習時間を記録できるStudyPlusも紹介しています。
勉強時間・教材ごとの進捗を記録しておくと、「今週はほとんど科目Bを解いていない」などの偏りにも気付きやすくなります。

情報セキュリティマネジメント試験のモチベーションを維持するコツ

まとまった学習時間が必要な試験では、仕事・家事・学校などと両立しながら勉強を続ける工夫も大切です。
毎日少しでも学習する
勉強の習慣がない方は、「今日は仕事で遅くなった」「今日は疲れた」と学習を後回しにしやすいです。
その場合、毎日長時間勉強しようと考えず、テキストを数ページ読む、一問だけ問題を解くなど、小さな学習から始めてみましょう。
勉強時間を長くするより、まず学習する習慣を作る意識が重要です。
スマートフォンで問題演習できる教材を利用すれば、通勤・通学中のすきま時間も活用できます。

無理な学習計画は避ける
継続は重要ですが、休日にまとめて長時間勉強し、翌日から疲れて勉強できなくなるような計画はおすすめできません。
仕事・学校・睡眠時間も考慮し、継続できる学習量を設定しましょう。
体調が悪い日は休息を優先し、回復してから学習計画を調整してください。
小さな目標を設定する
単に「今日は1時間勉強する」と決めるだけでなく、学習内容にも具体的な目標を設定すると進捗を把握しやすくなります。
- 今回の学習でセキュリティ用語を三つ覚える
- 科目Aの問題を20問解く
- 科目Bのケーススタディを二問解く
達成可能な目標を積み重ねると、自分が何を理解できるようになったのか確認できます。

学んだ内容を自分の言葉で説明する
問題を解いて正解しただけでは、用語を正確に理解できているとは限りません。
たとえば「多要素認証とは何か」「リスク対応にはどのような方法があるか」などを、自分の言葉で説明してみましょう。
人へ説明するつもりで内容を整理すると、理解が曖昧な部分を見つけやすくなります。
間違えた問題では、正解だけでなく「なぜ他の選択肢が誤りなのか」まで説明できる状態を目指しましょう。
情報セキュリティマネジメント試験で問われる分野を確認しよう

科目Aでは、情報セキュリティを中心とした重点分野と、IT・マネジメント・経営に関する関連分野が出題されます。
| 重点分野 | 情報セキュリティ全般 | 機密性・完全性・可用性、脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法、暗号、認証など |
| 情報セキュリティ管理 | 情報資産、リスク、ISMS、インシデント管理、CSIRTなど | |
| 情報セキュリティ対策 | マルウェア対策、不正アクセス対策、情報漏えい対策、アクセス管理など | |
| 情報セキュリティ関連法規 | サイバーセキュリティ基本法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法など | |
| 関連分野 | テクノロジ | ネットワーク、データベース、システム構成要素 |
| マネジメント | システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント | |
| ストラテジ | 経営管理、システム戦略、システム企画 |
情報セキュリティ全般は基本用語を理解する
情報セキュリティ全般では、機密性・完全性・可用性をはじめ、脅威・脆弱性・暗号・認証などの基本事項を学びます。
単語だけを覚えるのではなく、用語同士の関係まで整理しておきましょう。
たとえば暗号技術なら、共通鍵暗号・公開鍵暗号・ハッシュ関数が、それぞれどのような目的で利用されるのか説明できる状態を目指します。
情報セキュリティ管理は状況判断も意識する
情報セキュリティ管理では、情報資産・リスク・ISMS・インシデント管理などを学びます。
科目Bにもつながる分野なので、用語の暗記だけでなく、「この状況では何を優先すべきか」を考えながら問題を解きましょう。
リスクの特定・分析・評価・対応の流れを整理しておくと、ケーススタディにも対応しやすくなります。
情報セキュリティ対策は攻撃と対策をセットで覚える
情報セキュリティ対策では、DoS攻撃・XSS・SQLインジェクション・マルウェアなどの攻撃手法と、その対策が問われます。
攻撃名だけを覚えず、「どこを狙うのか」「何が起こるのか」「どの対策が有効なのか」をセットで整理しましょう。


情報セキュリティ関連法規は目的と対象を整理する
関連法規では、個人情報保護法・不正アクセス禁止法・サイバーセキュリティ基本法などが問われます。
法律名だけを丸暗記せず、何を保護・規制する法律なのか整理しておきましょう。
法改正によって出題内容が変わる場合もあるため、現行シラバスに対応した教材を利用する姿勢も重要です。
テクノロジはセキュリティとの関連を意識する
テクノロジ分野では、ネットワーク・データベース・システム構成要素などが出題されます。
たとえばネットワークならファイアウォール・VPN・DNS、データベースならアクセス制御・SQLインジェクションなど、セキュリティとのつながりを意識すると理解しやすいです。

マネジメントは管理手法の目的を理解する
マネジメント分野では、サービスマネジメント・プロジェクトマネジメント・システム監査などが問われます。
用語を覚える際は、それぞれの手法・ツールを「何のために利用するのか」と結び付けて理解しましょう。
ストラテジは企業活動との関係を押さえる
ストラテジ分野では、企業活動・経営管理・システム戦略・システム企画などを学びます。
SWOT分析・ファイブフォース分析などの用語も出題範囲に含まれるため、名称・目的・使い方を整理しておきましょう。
情報セキュリティマネジメント試験の勉強の流れ

具体的な勉強の進め方も確認しましょう。
最初にテキストを一通り読む
IT・セキュリティを初めて勉強する方は、まずテキストを一通り読みましょう。
最初からすべてを暗記しようとせず、「この用語はこのあたりに載っていた」と把握する程度でも構いません。
一周目は試験範囲の全体像を把握し、二周目以降の問題演習で理解を深める流れがおすすめです。

科目Aは問題演習を通じて知識を補う
現在のCBT方式では、実際に出題された60問すべてが過去問として公開されるわけではありません。
IPAでは実際に出題された問題の一部を公開しているため、公開問題・サンプル問題を中心に演習しましょう。
問題を解いた後は、正解だけでなく不正解の選択肢に登場した用語も確認すると、効率良く知識を広げられます。
わからない部分があれば、その都度テキストへ戻り、関連する仕組みを確認してください。

科目Bはケーススタディ形式に慣れる
科目Bでは、業務の現場を想定したケーススタディから、情報セキュリティ管理の実践力が問われます。
以前の午後試験のように90分で大問を三つ解く形式ではなく、現在は科目Aと合わせて120分のなかで解答します。
問題文から「誰が」「何を利用しているか」「何が問題なのか」「どの対策が必要なのか」を整理する練習を重ねましょう。
科目Bでは、情報資産管理・リスクアセスメント・委託先管理・情報セキュリティ教育・インシデント対応などが題材になります。
情報セキュリティマネジメント試験のおすすめテキスト

独学する場合は、現行シラバス・科目A/Bの形式に対応した教材を選びましょう。
初学者には「スッキリわかる情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集」
TAC出版の「スッキリわかる情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集」は、科目A・科目Bを一冊で学習できる教材です。
2026年度版はシラバスVer.4.1に対応しており、図解・確認問題・科目Bの事例問題などが収録されています。
初めて情報セキュリティを学ぶ方は、テキスト・問題演習を一冊で進められる教材を選ぶと学習しやすいです。
問題演習には「パーフェクトラーニング過去問題集」
問題演習を増やしたい方には、「情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング過去問題集」も選択肢です。
令和08年版では科目A・科目Bの演習問題に加え、過去問題・予想問題などのダウンロード特典も用意されています。
その他の教材も比較して選ぶ
教材にはそれぞれ文章量・図解の多さ・問題数などに違いがあります。
自分に合うテキストを比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
情報セキュリティマネジメント試験で通信講座は必要?
独学でも合格を目指せますが、自分だけでは学習を継続しにくい方は通信講座も選択肢です。
通信講座は学習の進め方に迷う方に向いている
通信講座では、試験範囲に沿ったカリキュラムで学習できるほか、講義動画・問題演習・模擬試験などを利用できる場合があります。
独学では「何から勉強すれば良いかわからない」と感じる方は、講座を利用すると学習手順を整理しやすくなります。
一方、独学より費用がかかるため、教材内容・質問サポート・模擬試験などを比較して選びましょう。
資格の大原では2026年度向けWeb通信講座を提供

資格の大原では、2026年度向けの情報セキュリティマネジメントWeb通信講座を提供しています。
講義動画・問題演習・Web模擬試験・質問サービスなどを利用できるため、独学だけでは不安な方も学習を進めやすいです。
受講料・サービス内容は変更される場合があるため、申込み前に公式ページで確認してください。
その他の通信講座も比較する
情報セキュリティマネジメント試験に対応する通信講座は、受講料・教材・サポート内容が異なります。
具体的な比較情報については、以下の記事もあわせてご覧ください。
情報セキュリティマネジメント試験を無料で学べるサイト・問題集

情報セキュリティマネジメント試験は、市販教材・通信講座を利用しなくても学習を進められます。
基礎知識は「しかくのいろは」で確認
情報セキュリティに関する基礎知識を学びたい方は、当サイト内の学習コンテンツも活用してください。
わからない用語を確認しながら問題演習へ進むと、知識を整理しやすくなります。
問題演習は「ツナガル問題集」で進める
アウトプットにはツナガル問題集がおすすめです。
ツナガル問題集では、公開問題・過去の出題論点をもとに問題演習を進められます。
正解を覚えるだけでなく、解説から「なぜその答えになるのか」を理解すると、科目Bにもつながる知識を身につけやすいです。
情報セキュリティマネジメント試験は科目A・Bをつなげて学習しよう
情報セキュリティマネジメント試験は、現在CBT方式で年間を通じて受験できます。
科目Aでは基本的な知識が問われ、科目Bではその知識を業務の場面へ当てはめて判断する力が必要です。
科目Aを単なる暗記で終わらせず、「この知識が実務ではどのように使われるのか」まで考えながら学習すると、科目Bの対策にもつながります。
最初から長時間の勉強を続けようとせず、自分に合った学習計画を立て、一つひとつ理解を積み重ねていきましょう。

読んだ知識を、実際の問題で確かめよう
科目Aの知識を科目Bにつなげる
情報セキュリティマネジメント試験の過去問題・予想問題を無料で掲載しています。 解説や図解を活用しながら、科目Aで学んだ知識を科目Bで使える判断力へとつなげましょう。
- 科目Bにつながる判断軸 正解を覚えるだけでなく、事例文からリスクや対策を読み取り、適切に判断するための考え方まで学べます。
- 解説・図解で知識を整理 セキュリティ用語や仕組みをわかりやすく整理し、似た用語との違いや迷いやすいポイントまで確認できます。
- 予想問題で未知の論点対策 過去問だけでは補いにくい未出・薄出論点にも挑戦し、本番で初めて見る問題への対応力を高められます。
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