[基本情報技術者試験]何回受けても不合格・・・落ちたと言った方へ向けての対策法

基本情報技術者試験は昇進条件にもよく抜擢される試験で、昇給の為にも血眼になって勉強する方も多いと思います。
ただ、どんなに勉強しても


と悪戦苦闘している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はいくつもの試験を受けて何度も落ちた経験がある筆者が、落ちた時の対応策や次に生かす方法を紹介していこうと思います。
本記事をまとめると・・・
- 基本情報は合格者よりも落ちる人のほうが圧倒的に多い
- 何度も落ちる場合は対策を考える必要あり!
- 基本情報対策なら通信講座を活用しよう!
毎回どれくらいの人が基本情報に落ちる?
まず、毎年どれくらいの人が受験してどれくらいの人が落ちてしまうのでしょうか。
統計資料から見ていきましょう!
年間10万人近くの人が受験
基本情報技術者試験は年に2回行われていますが、毎回5万人近くの人が受験(※申し込んで受験していない人は除く)しています。
ここ5回でも
- 令和元年度秋期・・・66,870名
- 平成31年度春期・・・54,686名
- 平成30年度秋期・・・60,004名
- 平成30年度春期・・・51,377名
- 平成29年度秋期・・・56,377名
となっています。

合格率は20%台
では肝心の合格率はどのようになっているでしょうか。
こちらも直近5回を掲載すると
- 令和元年度秋期・・・28.5%
- 平成31年度春期・・・22.2%
- 平成30年度秋期・・・22.9%
- 平成30年度春期・・・28.9%
- 平成29年度秋期・・・21.8%
となっています。多少変動があるものの、合格率は20%台に収まっているかと思います。
年間で10万人以上の人が落ちている
この受験者数と合格者数から毎回不合格となっている人の人数も求められます。
- 令和元年度秋期・・・47,801名
- 平成31年度春期・・・42,531名
- 平成30年度秋期・・・46,284名
- 平成30年度春期・・・36,548名
- 平成29年度秋期・・・44,064名
毎回4万人前後の方が落ちていますね。

たまに基本情報は簡単!と聞きますが、突破した20%の少数の意見が多いのでその言葉を鵜呑みにすると落ちます。
基本情報に落ちる、中々受からない人の特徴
筆者の周りでも基本情報に毎回落ちたり、合格できてもそれまでに何度も挑戦したりしていた人がいます。
その方の特徴を見て見ると、以下のようなものが挙げられます。
勉強の習慣ができていない
まず落ちる方の大きな特徴としては、勉強の習慣ができていない事、これが大きいかなと思います。
例えば高校受験や大学受験で受験経験があったり、元々勉強好きだったりする方はすんなりと合格できるのですが、急に必要になって勉強を始めた、という方は特に中々勉強する意欲が沸かず、モチベーションが持たなくて、結果的に勉強時間が不足して落ちる傾向にあります。
少し遠回りであるように感じるかもしれませんが、今まで勉強をあまりしてこなかった方は勉強の習慣を先に着ける事をおすすめします。
勉強のモチベーションを保つ方法をいかにまとめているので、中々勉強が続かない方はあわせてご覧ください!
プログラミングに慣れていない・苦手意識がある
基本情報技術者試験の一番の関門は午後問題のプログラミングで、配点が50点あります。
午後試験の合格ラインが6割なので、プログラミングで1点も取れないとその時点で落ちます。
プログラミングは特に未経験だと学習までに時間がかかるので、早め早めの対策が求められます。
そもそも受験場にたどり着けない
基本情報の受験場に行くと結構席が空いていることが確認できるかと思います。
毎回2~3割の方は欠席しており、そもそも受験場にたどり着けていない可能性が考えられます。
理由としては2つあり、一つは朝起きられない事、二つ目は途中で挫折して諦めた事です。
二つ目については先ほど触れましたが、一つ目の朝起きられない場合の対策として、多少お金はかかりますが午前免除を受けていきなり午後から受ける方法があります。
※令和3年以降のCBT試験では午前試験を午後に受けることもできるので、こちらは安心かもしれませんね。

午前免除をお考えの場合、スクールはいくつかありますが、個人的にはBizLearnがおすすめです!
二つ目の途中で挫折してしまったパターンについては、そもそもスケジューリングに無理があった可能性が考えられます。
短い時間で色々と詰め込むと記憶の定着に悪いですし、そもそも基本情報技術者試験の内容は多岐に渡るので、十分に時間を確保していないと合格できる可能性は低いです。
勉強時間が不足していると感じた方は、あらためて学習ペースを見直してみてはいかがでしょうか。
基本情報に落ちたら
どんなに対策をしても落ちるときは落ちます。
筆者自身も落ちた経験がありますが、必死に勉強した分中々精神的にも来ますよね(;´Д`)
その時の対応策も書いておきます。
次受けられるのは約半年後
基本情報技術者試験は春と秋に行われており、春がダメだと秋まで再受験はお預けです。
CBTの場合でもその期間中に1回しか受けられないので注意しましょう。

くよくよせずに次回の勉強を始める
基本情報に落ちたら確かに合格発表日はショックでご飯も喉を通らないかもしれません。
しかしどんなに後悔したところで結果が変わるものではありません。
そもそも基本情報は合格率が20%前半で大半の方が落ちる資格です。落ちて当たり前だと割り切って次回に備えましょう。

間違えた場所を要復習
どうして合格できなかったのだろうと後悔する必要はありませんが、間違えた問題をしっかりと復習する事は重要です。
特に午前試験は使いまわしが多く前回の問題がそのまま出る可能性も十分にあります。
同じ間違えを繰り返してしまうと次回につながらず結果は何回やっても同じです。
同じ問題は答えを暗記しても良いので、その都度知識を更新していきましょう。
勉強方法を見直そう!
どんなに時間をかけても得点が伸びない場合、勉強方法を見直すことも大切です。
筆者も勉強に慣れていなかった頃は簡単な資格でも落ちてしまう経験がありました。
ただ、それなりに自分の勉強方法を見つけた今は士業資格にも合格し、難しい資格でも1発で合格できることが増えてきました。
基本情報での勉強方法は以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。
何回受けても受からない場合
対応策を重ねても合格できない、という場合の最終手段は次の2つだと思います。
独学を諦めてスクールも検討
テキストでの勉強はコスト的に抑えられますが、分からないところを解決できないと言った観点から、あまり成績が伸びないこともあります。
その場合、出費は多少ありますが独学を諦めてスクールを検討するのも良いかと思います。
コスパの面で検討しているのであればスタディングが最もおすすめです。
スタディングではスマホ1台で講義から問題演習まで可能で、プログラミングなども包括的に学べながら3万円台で受講できてしまいます。
詳細に関しては以下の記事をご覧ください。
また、午前試験の免除を考えているのであればBizLearnもおすすめです。
受講料も4万円前後でコスパがよく、午前試験免除による負担の軽減は大きいです!
各種プログラミングの対策講座もあるので、表計算以外で挑戦したい方は試してみてください!
基本情報技術者試験のスクールはいくつかあるので、どのようなスクールがどのような観点で良いのか見比べながら決めてみてはどうでしょうか。
プログラミングで挫折するなら応用情報からの受験もアリ!
午後の関門であるプログラミングは経験にも左右されますが、正直言ってしまうとセンスの部分もあります。

実際筆者もこのプログラミングが全くできずに一度挫折しかけました。
そこでプログラミングに苦手意識がある方の対応策として、基本情報を飛ばして応用情報をいきなり受けると言った手段もあります。

応用情報は確かに難易度的に見ると非常に難しい試験です。
ただ、難しい理由としては記述問題が入ったことにより運で正解できる可能性が減っていることが大きな要因で、プログラミングを避けて受験できるため人によってはむしろ簡単と言った声も出ています。
実際筆者も基本情報より先に応用情報に合格しています。
その時の事は詳しく別記事にまとめているので、そちらも是非ご覧ください。
大抵の企業の昇進条件では「基本情報以上」となっており、応用情報ももちろんこれに該当するので出世や昇給の面でも勿論応用情報を押さえて置く方が有利です!
基本情報に落ちてしまった時の対策まとめ
本記事をまとめると・・・
- 基本情報は合格者よりも落ちる人のほうが圧倒的に多い
- 何度も落ちる場合は対策を考える必要あり!
- 基本情報対策なら通信講座を活用しよう!
今回は基本情報に何回挑戦しても合格できないという方に向けて対処法をまとめてみました。
一度や二度の不合格であきらめず、しっかりと対策を立てて何度かチャレンジしてみましょう!
また、どうしても合格できない場合はスクールを利用したり、プログラミングが苦手であるなら応用情報からいきなり挑戦したりしてみるのも良い選択しだと思います!

簿記とFP、情報処理技術者試験を多数保有。現在は宅建士と診断士に挑戦中!
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