[ITパスポート試験]何回やっても不合格!?落ちた時の対策は?

ITパスポートは比較的簡単な資格ですが、範囲が広く舐めてかかると痛い目にあいます。
筆者の周りでも


と言った声がたまに聞こえてきます。
今回は特に何回受験しても不合格の方に向けて対策方法を紹介していこうと思います。
本記事をまとめると・・・
- ITパスポートの合格率は50%前後なので、毎回半数は落ちる
- 何度も落ちてしまう場合は勉強方法の見直しが大事!
- 独学が難しいと感じたら、通信講座も活用しよう!
どれくらいの人がITパスポートに落ちる?
まず、毎年どれくらいの方が残念ながら不合格になっているか確認してみましょう。
毎年の受験者数は10万人超え
ITパスポートの受験者は例年10万人を超えます。
例えば令和元年度であれば上期が52,924名、下期が64,999名で合計117,923名でした。
過去数年の受験者数は以下の通りです。
- 令和元年度・・・117,923名
- 平成30年度・・・107,172名
- 平成29年度・・・94,298名
- 平成28年度・・・86,305名
- 平成27年度・・・80,949名
この数値からも、ここ数年の受験者数は増加傾向だと言えます。
ITパスポートの合格率は
ITパスポートの合格率は以下のようになっています。
- 令和元年度下期・・・53.5%
- 令和元年度上期・・・55.2%
- 平成30年度下期・・・51.0%
- 平成30年度上期・・・52.7%
- 平成29年度下期・・・49.9%
- 平成29年度上期・・・51.0%
- 平成28年度下期・・・48.1%
- 平成28年度上期・・・48.6%
- 平成27年度下期・・・49.3%
- 平成27年度上期・・・46.4%
平均50%の合格率なので、約半数の方が合格する一方、約半数の方は不合格になっています。

毎年約5万人は落ちる!
上記の統計資料からも、ざっくりと計算して10万人×50%で5万人は不合格になっていることが分かります。

ITパスポートは巷では簡単と言われている試験ですが、相当数の方が落ちていています。
「簡単」と答える方の中には生存者バイアスがかかっていることも忘れてはいけませんね!
ITパスポートに落ちる人の特徴
では具体的に、ITパスポートに落ちてしまうのはどのような方でしょうか。
大きく分けて次の3パターンだと言えます。
試験を完全に舐めていた
ITパスポートは難易度の観点からもかなり簡単な資格と言われています。
ネットやSNSを見ても「難しかった」という意見より「簡単だった」という意見の方がよく見られます。
その意見を真に受けて、

と高を括って、いざ直前で参考書を開いたらチンプンカンプンで顔面蒼白、と言ったパターンが一番多いかなと思います。
確かにITパスポートは簡単ですが、それは他の資格と比較しての話で、IT未経験者からして見ると未知の言葉が羅列しています。
未経験者がノー勉だったり数時間の勉強だったりといった程度で合格できる程甘くは無いので、その点は間違えないようにしましょう。
やる気がなかった
学校や職場から取っておけと強制されるものの最後までやる気が出なかったパターンも考えられます。
将来を見越して自主的に勉強するならまだしも、興味もない資格を強制的に受けさせられても中々得点につながりませんよね。
ITパスポートを取ることで単位が認定されたり昇給したりと言った場合何とかモチベーションにつながりますが、ただ受けさせられた、推奨されている、という場合は無理に受験するのは時間とお金の無駄になります。
ITパスポートが自分に不要と思った場合、思い切って受験を辞めてしまうのも選択肢の一つです。

苦手分野を潰せていなかった
ITパスポートは足切りがあります。
具体的にはテクノロジ系かマネジメント系かストラテジ系のいずれかで3割以下を取ってしまうとその時点でOUTです。
そのため、得意分野を伸ばすとともに苦手分野も潰す必要があります。
特にエンジニアの方で法務や戦略を全く勉強していなかったが為に、テクノロジが満点近かったのに不合格だった、というのはよくあるパターン見たいです。
次にITパスポートに落ちないために
何度もITパスポートに落ちてしまうとお金も時間もかかってしまい、精神衛生上も宜しくありません。
失敗は1回で十分なので、同じ失敗を繰り返さないためにも以下のポイントには注意しておきましょう。
すぐに再受験は控えよう
ITパスポートは制度上、一度不合格になっても再受験までのインターバルは設けられておらず、試験場のスケジュールさえあれば直ぐに再受験することもできます。
ただし、あまり実力が上がっていないにも関わらず再受験しても結果は変わらないので、しっかりと対策し直してから出直すようにしましょう。

勉強方法をしっかり押さえておこう
まず、試験に中々合格できない方は勉強の仕方が間違っている可能性も考えられます。
筆者自身も別資格で何回も落ちてようやく合格できたことがありますが、確かにその時は自己分析ができていなかったり、過去問の使い方を間違っていたりしました。
そのような間違えを繰り返さないためにも、早め早めの内に勉強方法を押さえておいてください!
余裕をもってスケジュールを組もう
ITパスポートは50時間くらいかければ合格できる試験ですが、この50時間を捻出できなければ勉強時間が不足してしまい結果的に合格できません。
そうならないためにも、余裕をもってスケジュールを組んでおきましょう。
具体的な学習スケジュールの立て方については以下の記事で触れています。

どうしても合格できなかったらスクールを
何回受験しても合格できない・・・という方も中にはいるかもしれません。
その場合、独学の基礎ができておらず、いっそのことスクールを利用したほうがスムーズに合格できる可能性もあります。
特にスクールの良いところは分からないところを直接講師に質問できてその場で問題解決をできたり、アプリや授業のカリキュラムによってスケジュールが管理されているのでモチベーションが続きやすかったりと言ったところです。
ITパスポートのスクールはいくつかありますが、個人的には教材のクオリティの高さと受講料の安さからスタディングをおすすめします。
完全にオンライン上で完結しており、ノート機能や勉強仲間検索機能なども充実しています。
スマホ一台でどこでも問題演習ができるため、非常に使い勝手がよく最近では利用者数も増加しています。
スタディングのITパスポート講座について、詳しい内容をまとめた記事もあるのであわせてご覧ください!
ITパスポート不合格まとめ
本記事をまとめると・・・
- ITパスポートの合格率は50%前後なので、毎回半数は落ちる
- 何度も落ちてしまう場合は勉強方法の見直しが大事!
- 独学が難しいと感じたら、通信講座も活用しよう!
今回はITパスポートになかなか合格できない!いつも落ちてしまうと言った方に向けての記事になりました。
何度も合格できないとお金も時間も膨大に費やしてしまいもったいないので、次は合格できるように上記の方法も試してみてください!

簿記とFP、情報処理技術者試験を多数保有。現在は宅建士と診断士に挑戦中!
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