[ITパスポート試験]配点や合格ライン、足切りラインは?その場で結果がわかるって本当??

2020年12月31日

ITパスポート 配点・合格ライン

ITパスポートを受験しようと思った際に、

カズ
カズ
そもそもITパスポートってどれくらい取れば合格なんだろう?

と疑問に思う事もありますよね。

この疑問に対して、中には

ラク
ラク
1,000点満点で600点取れば良いから6割正解でokだろ?

と答える方もいますが、厳密に言うとこの考えは不正解です。

この記事では、ITパスポートはどのように配点されているのか、合格ラインはどれくらい取れば良いのかを解説していきます。

本記事のまとめ!

  1. ITパスポートの問題には、採点されないものもある
  2. おおよそ6割取れれば合格するが、1科目でも4割を切ると足切りでアウト!
  3. 効率よく資格を取りたいのなら、スタディングがおすすめ!

ITパスポートの配点は?

疑問

まず気になるITパスポートの配点です。

100問で1,000点満点だから1問10点は間違い

ITパスポートは2時間の試験時間で100問解き、満点は1,000点です。

そのため常識的に考えると1問辺り1,000÷100で10点だと思われます。

しかしIPAの試験要綱には

総合評価は92問、分野別評価はストラテジ系32問、マネジメント系18問、テクノロジ系42問で行います。
残りの8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

引用元:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html

とあるように、実のところ8点は採点されません

したがって、単純に1問10点とは言えないことが分かります。

採点されない問題と配点は?

では採点されない問題はどれか、それは受験者には一切分からなくなっています

キュー
キュー
そりゃ、試験に最初から「この問題は採点しません」って書かれてたら解かんわな

また、配点に関しても1,000点を残り92問で割って均等に評価する方式ではなく、IRT方式と呼ばれる配点方式と明示されています。

IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。

つまり配点の基準も一切分かりません。

ただ、採点される92問の分野別の内訳は公表されており、

  • テクノロジ系・・・42問/45問
  • マネジメント系・・・18問/20問
  • ストラテジ系・・・32問/35問

となっています。

キュー
キュー
結局のところ、どの問題が採点されないかわからないから、目の前の問題を全力で解くしかないってことやな

IRT方式とは

ここで聞きなれない言葉としてIRT方式と言った単語が出てきました。

このIRT方式について少し触れると、採点時に補正を書けて得点を算出する方式の事です。

なぜこのような方式を取っているかというと、試験地や受験のタイミングによる差をなくすためです。

ITパスポートは全国で随時開始されると言った特性から、毎回受験する度に出題される問題が異なっています。

問題が違うため、受験する回ごとに難しい問題が集中したり、逆に簡単な問題が集中したりとばらつきが出てしまい、そのままで一律採点をしていたのでは不公平になってしまいます。

そこで簡単な問題が多い回では採点を厳しく、逆に難しい問題が多い回では採点を緩くしており、不公平にならないようにしています。

これがIRT方式になります。

キュー
キュー
合格率を毎回一定の水準にするためやな

このIRT方式を念頭におき、万が一問題を解いている途中で難しい問題ばかり出題されていると感じても、諦めずに最後まで解ききりましょう!

総合評価点と分野別評価点がある

ITパスポートにはテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の3分野を合算した総合評価点(満点1,000点)と、それぞれをバラバラで評価した分野別評価点(こちらも満点1,000点)があります。

この二つの評価点の関係ですが、単純に分野別評価点の平均が総合評価点になるわけではないので、その点も注意しておきましょう。

問題数 満点
総合評価点 100問 1,000点
分野別評価点 テクノロジ系 45問 1,000点
マネジメント系 20問 1,000点
ストラテジ系 35問 1,000点
ラク
ラク
なんかややこしいな・・・
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ITパスポートの合格ライン

裁判

それではあらためて、ITパスポートの合格ラインを見てみましょう。

総合評価点で600点以上

まず総合評価点は、採点される92問の内での評価で600点以上を取得する必要があります。

92問それぞれが同じ配点だとすると

1,000÷92=10.869・・・

となるので、600点を達成するには採点される問題を約55問正解する必要があります。

しかし先ほど述べたように、採点される問題がどれかは受験生には分かりませんし、IRE方式により配点基準も分かりません。

したがって、結局のところ全体で約6割取れればよい!と押さえておきましょう。

ラク
ラク
結局そこに帰着するんだなw

分野別評価点で各分野300点以上

もう一つ忘れてはいけないのが、分野別評価点で各分野300点以上必要、つまり足切りがあるという事です。

例えばストラテジ系とテクノロジ系で試験全体の問題の8割を占めているので、全問正解すれば総合評価点は600点を超えると予想されます。

しかしマネジメント系が1問も正解できず0点になったとしたら(そもそもなるかは不明ですが)各分野300点以上の条件を満たせないため、不合格となります。

このことからも、苦手分野を残さず、全ての分野をまんべんなく勉強する必要があることが分かります。

一応の目安としては

  • テクノロジ系・・・13問/42問
  • マネジメント系・・・6問/18問
  • ストラテジ系・・・10問/32問

となります。

カズ
カズ
こっちも結局のところアバウトになっちゃうんだけどね・・・

足切りを食らわないために

試験全体の結果が良くても1科目でも300点を切ってしまうとその場でアウトです。

苦手分野を残さないことが理想ですが、人によっては

ラク
ラク
俺理系だから法務とか財務とか全然わかんねー・・・
カズ
カズ
逆に私は文系で、情報数学とかちんぷんかんぷん・・・

何てこともあるかもしれません。

特に独学で勉強を進めると分からないところで延々と時間が経ってしまうので、思い切って通信講座を利用してみるのも一つの手です。

特にスタディングはおすすめです。

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また、それ以外の通信講座やスクールが気になる方に向けて、他のスクールとの比較記事も用意しております。

試験結果はその場でわかる!

試験の配点は不明確ですが、試験結果自体はその場ですぐに分かります

具体的に合格・不合格の文字は出なかったように思えますが、評価点と合格基準を見比べれば自分ですぐに結果を算出できます。

ラク
ラク
基本情報や応用情報みたいに自己採点しても合格発表日まで震えながら待つ必要はないわけか

そのため、再度ITパスポートの勉強をしないといけないのか、ステップアップできるのかその場で判断できるので嬉しいですね!

キュー
キュー
ちなみに合格発表は受験した翌月の15日で、合格証書が届くのはそのさらに1ヵ月後やで

ITパスポートの配点・合格点まとめ

本記事のまとめ!

  1. ITパスポートの問題には、採点されないものもある
  2. おおよそ6割取れれば合格するが、1科目でも4割を切ると足切りでアウト!
  3. 効率よく資格を取りたいのなら、スタディングがおすすめ!

今回はITパスポートの配点について、結構わかりづらい計算方法を取っており、受験者がその配点を試験中に知ることができないと言った点について紹介させていただきました。

ただ結局のところ、大まかに6割以上取れれば良い点、足切りがあり3割を切らないようにする点を押さえて置けばOKです。(それ以上考えても仕方がないため)

まどろっこしいことは抜きにして全力で勉強し、いっそのこと満点狙うくらいの勢いで突っ走りましょう!

カズ
カズ
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