[日商簿記2級(商業簿記)]製品(完成・販売・減耗)[無料講座・例題付き!]

2021年12月16日

今回は、日商簿記2級における製品が完成したときおよび製品を販売したときの処理について学習します。

チョロ
チョロ
ようやく製品が完成したけど、全部売れずに売れ残ったでチュ・・・
キュー
キュー
製品の最後の仕上げについても学んでおこう!

製品

製品が完成した場合や、それを販売した場合、さらには売れ残ったり、減耗(在庫が一致せず、あるべき数量より少ない)が生じたりした場合も仕訳が必要です。

今回はそれらの製品にかかわる流れを押さえておきましょう。

①製品6,000円が完成した。

②製品4,500円(原価)を5,400円(売価)で販売し、代金は掛けとした。

③決算において、製品の実地棚卸をしたところ、1,500円の在庫があるはずが900円しかなかった(減耗はすべて正常な範囲内のもの)。なお、製品の棚卸減耗損は売上原価に賦課する。

①製品が完成したときの処理

製品が完成した時は、その原価を仕掛品勘定(貸方)から、製品勘定(借方)へと振り替えます。

借方 金額 貸方 金額
製品 6,000 仕掛品 6,000

②製品を販売したときの処理

製品を販売したときは、売価売上(収益)を計上しつつ、原価製品勘定(貸方)から売上原価勘定(借方)に振り替えます。

借方 金額 貸方 金額
売掛金 5,400 売上 5,400
売上原価 4,500 製品 4,500

③製品に棚卸減耗が生じたときの処理

決算時などで、製品に棚卸減耗損が生じた場合は、棚卸減耗損(費用)を用いて処理します。

また、製品の棚卸減耗損は損益計算上、売上原価の内訳項目または、販売費および一般管理費に計上します。

今回のケースでは、製品の棚卸減耗損は売上原価に賦課するとあるため、棚卸減耗損を売上原価(費用)で処理します。

棚卸減耗損は、1,500円あるはずが900円しかなかったことから、差額の600円となります。

借方 金額 貸方 金額
売上原価 600 製品 600
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製品・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

次の仕訳をせよ。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること(iOSの一部の環境以外は自動入力されます)。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。

使える勘定科目は以下のものとする。

勘定科目:[仕掛品][製品][売掛金][売上][売上原価]

問1

当月の完成品原価は10,000円であった。

借方 金額 貸方 金額

問2

当月の売上高は13,500円(掛け売上)、売上原価は9,000円であった。

借方 金額 貸方 金額

問3

決算において、製品の実地棚卸をしたところ、1,000円の在庫があるはずが900円しかなかった(減耗はすべて正常な範囲内のもの)。なお、製品の棚卸減耗損は売上原価に賦課する。

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

製品・まとめ

今回は製造業会計の終点ともいえる製品について学習しました。製品ができた場合、製品を売り上げた場合、製品が減耗で消えた場合の処理を押さえておきましょう。

チョロ
チョロ
売り上げた時の処理は通常の商品売買の処理と似てるでチュ!
キュー
キュー
材料や労務費といった製造原価から製品ができて売れるまでの一連の過程は覚えておこう!

今回で日商簿記2級(商業簿記)講座は終わりです。工業簿記もあわせて対策していきましょう!

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