[日商簿記2級(商業簿記)]材料費の処理[無料講座・例題付き!]

2021年11月30日

今回は日商簿記2級における材料費の処理について学習します。

チョロ
チョロ
製品を作るために材料を仕入れたんでチュけど、どうやって処理すればよいでチュ??
キュー
キュー
まずは材料にも種類があることを覚えておこうか

材料費

材料費は、製品を製造するために消費した材料の金額です。

具体的にどのように分類するか、どのような処理をするかを例題を通して確認していきましょう。

①材料5,000円を仕入れ、代金は掛けとした。なお、取引運賃500円は現金で支払った。

②材料2,500円を消費した。このうち1,500円は直接材料費で、1,000円は間接材料費である。

③月末において材料の棚卸減耗(すべて正常な範囲内のもの)が1,200円生じた。

材料費の分類

材料費は製品との関連(ある製品にピンポイントでいくらかかったかが明らかかどうか)により、直接材料費間接材料費に分類されます。

直接材料費 1.主要材料費
2.買入部品費
間接材料費 3.補助材料費
4.工場消耗品費
5.消耗工具器具備品費

直接材料費・間接材料費はさらに細分化され、それぞれの材料費の意味は以下の通りです。

  1. 主要材料費:ゲーム機の基盤・車のエンジン・家具の木材など、自社で製造する製品の要となる部品費用
  2. 買入部品費:ゲーム機のパーツ・車のタイヤなど、外部から購入して取り付ける部品費用
  3. 補助材料費:ネジ・接着剤・ペンキなど、さまざまな製品に使える部品費用
  4. 工場消耗品費:石鹸・洗剤・軍手など、工場で使う消耗品費
  5. 消耗工具器具備品費:ドライバー・金槌など、工具や器具における消耗品費

①材料を購入したときの処理

材料を購入した場合、購入した材料自体の価格(購入代価)に、材料の購入にかかった付随費用を加算した金額を、購入原価として処理します。

材料の購入原価:5,000円+500円=5,500円

借方 金額 貸方 金額
材料 5,500 買掛金 5,000
現金 500

②材料を消費したときの処理

直接材料を消費した場合、材料勘定(貸方)から仕掛品勘定(借方)へ、間接材料を消費した場合、材料勘定(貸方)から製造間接費勘定(借方)へと振り替えます。

したがって、材料を消費した時の処理は以下のようになります。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品 1,500 材料 2,500
製造間接費 1,000

③棚卸減耗が生じたときの処理

材料の棚卸減耗が生じた場合、原因をしらべて通常起こりえる範囲内での減耗の場合には、間接経費(製造間接費)として、処理します。

したがって、今回の場合では以下のような仕訳を切ります。

借方 金額 貸方 金額
棚卸減耗損 1,200 材料 1,200
製造間接費 1,200 棚卸減耗損 1,200
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材料費の処理・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

次の仕訳をせよ。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること(iOSの一部の環境以外は自動入力されます)。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。

使える勘定科目は以下のものとする。

勘定科目:[材料][仕掛品][買掛金][製造間接費][棚卸減耗損]

問1

材料4,000円を掛けで仕入れた。

借方 金額 貸方 金額

問2

材料のうち、直接材料として3,000円、間接材料として1,000円を消費した。

借方 金額 貸方 金額

問3

材料の実地棚卸をしたところ、200円の減耗(正常な範囲内)があった。

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

材料費・まとめ

今回は材料費について学習しました。材料から仕掛品の流れや、製造間接費への流れを押さえておきましょう。

チョロ
チョロ
材料の流れがよくわからないでチュ・・・
キュー
キュー
詳しくは工業簿記で勘定連絡図を描きながら学んでいこう

次回は労務費の処理について学習します。

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