[日商簿記2級(商業簿記)]労務費の処理[無料講座・例題付き!]

2021年12月4日

今回は日商簿記2級における労務費の処理について学習します。

チョロ
チョロ
確か、工場で働く従業員の給料は労務費で処理するんでチュ?
ミミ
ミミ
今月もたくさん働いたから、賃金たくさんちょうだい!

労務費

労務費とは、工場で働く従業員に対して支払う賃金や給料を指します。

労務費にもいくつか種類があるので、例題を通して確認しましょう!

簿記2級 労務費

①当月の賃金支給額3,000円を現金で支払った。

②当月の賃金消費額は3,300円であった。そのうち2,200円は直接工直接作業賃金で、1,100円は間接工賃金であった。

労務費の分類

労務費のうち、製品の製造に直接かかるものは直接労務費、それ以外のものは間接労務費となります。

1.賃金 直接工 直接作業分 直接労務費
間接作業分 間接労務費
間接工
2.給料
3.従業員賞与手当
4.退職給付費用
5.法定福利費

①賃金・給料を支払ったときの処理

賃金や給料を支払ったときは、賃金(費用)や、給料(費用)で処理します。

したがって、今回のケースでは以下のような仕訳をします。

借方 金額 貸方 金額
賃金 3,000 現金 3,000

②賃金・給料の消費額の計算

賃金や給料の消費額は次の計算式で求められます。

当月消費額=当月支給額+当月未払額-前月未払額

ミミ
ミミ
このあたりの詳しい解説は工業簿記の方で解説するよ!

例えば、5月分の賃金支給額が3,000円で、前月未払い額(4月21日~4月30日)が300円、当月未払い額(5月21日~5月31日)が600円である場合、5月の賃金消費額は3,000円+600円-300円=3,300円となるわけです。

直接労務費の消費

直接労務費(直接工直接作業賃金)を消費した時は、賃金勘定(貸方)から、仕掛品勘定(借方)に振り替えます。

したがって、直接労務費に関する仕訳は以下の通りです。

借方 金額 貸方 金額
仕掛品 2,200 賃金 2,200

間接労務費の消費

間接労務費(直接工間接作業賃金・間接工賃金・給料など)を消費した場合、賃金勘定(貸方)から、製造間接費(借方)へと振り替えます。

借方 金額 貸方 金額
製造間接費 1,100 賃金 1,100
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労務費の処理・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

次の仕訳をせよ。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること(iOSの一部の環境以外は自動入力されます)。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。

使える勘定科目は以下のものとする。

勘定科目:[現金][仕掛品][賃金]

問1

当月の直接工直接作業賃金の支払高は5,000円(現金による支払い)であった。

なお、月末および月初に未払いはない。

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

労務費・まとめ

今回は労務費について学習しました。直接工直接作業にかかる賃金のみ仕掛品へ、それ以外は製造間接費であると覚えておきましょう。

チョロ
チョロ
これも勘定連絡図を頭に入れておく必要がありそうでチュ!
キュー
キュー
工業簿記を学ぶまでのお楽しみやな!

次回は経費の処理について学習します。


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