[日商簿記2級(商業簿記)]ファイナンスリース取引(利子込み法)[無料講座・例題付き!]

2021年7月12日

電卓

今回は日商簿記2級におけるファイナンスリース取引利子込み法ついて学習します。

キュー
キュー
ファイナンスリース取引ってどんな取引か覚えてるか?
チョロ
チョロ
確か・・・解約不能でフルペイアウトだったでチュ!

ファイナンスリース取引(利子込み法)

ファイナンスリース取引はリース取引の中でも

  • 解約不能
  • フルペイアウト

といった特徴を持っていました。

簿記2級では所有権移転外ファイナンスリース取引を学習しますが、その中でもさらに利子込み法と利子抜き法に分かれるので、今回は利子込み法について学んでいきましょう。

利子込み法

①×1年4月1日 ひまわり商事は以下の条件によってリース会社と備品のリース契約を結んだ。

  1. リース期間:5年
  2. 見積現金購入金額:17,600円
  3. 年間リース料:4,000円(毎年決算時に後払い)
  4. リース物件の減価償却は定額法によって行う。なお、耐用年数はリース期間とする。
  5. リース資産は利子込み法により計上する

②×2年3月31日 ひまわり商事はリース会社に当期分のリース料4,000円を現金で支払った。

③×2年3月31日 決算につき、×1年4月1日に取得したリース物件(備品)について減価償却を行う。

①リース契約時

まずはリース取引を開始したときの仕訳を見てみましょう。

利子込み法にてリース取引を開始したときは、利子相当額を含んだリース料総額で、リース資産(資産)リース債務(負債)を計上します。

今回のケースでは年間リース料が4,000円で、リース期間が5年の為、リース料総額は20,000円となりますね。

借方 金額 貸方 金額
リース資産
(資産の増加↑)
20,000円 リース債務
(負債の増加↑)
20,000円

②リース料支払い時

リース料を支払った時の処理です。

今回現金で4,000円支払っているため、貸方は現金4,000円とすぐにわかると思います。

一方で借方ですが、利子込み法では支払った分をそのままリース債務から減算します。

借方 金額 貸方 金額
リース債務
(負債の減少↓)
4,000円 現金
(資産の減少↓)
4,000円
チョロ
チョロ
ここまで思ったより簡単そうでチュ!
キュー
キュー
利子込み法は特に複雑な計算せんでええんやで

③決算時

決済時には減価償却を行います。今回のケースでは20,000円を5年で償却するため、1年当たりの償却額は4,000円となりますね。

借方 金額 貸方 金額
減価償却費 4,000円 減価償却累計額 4,000円
チョロ
チョロ
リース資産って科目はノータッチでチュか?
キュー
キュー
いうて備品とか建物と同じやから、直接法の時に減らすくらいやな
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ファイナンスリース取引(利子込み法)・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

以下の条件で契約したリース取引(ファイナンスリース取引に該当)について、利子込み法によって、下記の日付の仕訳をしなさい。

また、決算日は毎年3月31日である。

  1. リース契約日:×2年10月1日
  2. リース期間:5年
  3. 見積現金購入価格:264,000円
  4. 年間リース料:60,000円(毎年9月30日に現金で後払い)
  5. 減価償却:残存価格をゼロ、耐用年数をリース期間とした定額法により行う。記帳方法は間接法。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

使える勘定科目は以下のものとする。

また、仕訳がないときは借方勘定科目に[仕訳なし]と記入すること。

勘定科目:[現金][リース資産][リース債務][減価償却累計額][減価償却費][仕訳なし]

問1

×1年10月1日 リース契約日の仕訳

借方 金額 貸方 金額

問2

×2年3月31日 決算日の仕訳

借方 金額 貸方 金額

問3

×2年4月1日 翌期首の仕訳

借方 金額 貸方 金額

問4

×2年9月30日 リース料支払日の仕訳

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

ファイナンスリース取引(利子込み法)・まとめ

今回はファイナンスリース取引の利子込み法について解説しました。そこまで複雑な計算は無いため、まずは勘定科目を抑えることに専念しましょう。

チョロ
チョロ
リース資産が備品とか建物でチュ!
モナ
モナ
リース債務は未払金みたいなものだニャ!

次回はファイナンスリース取引の利子抜き法について学んでいきます。


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