支配獲得後1年目の連結・のれんの償却[日商簿記2級(商業)講座]
今回は日商簿記2級における支配獲得後1年目の連結・のれんの償却について学習します。
支配獲得日後1年目の連結・のれんの償却
投資と資本の相殺消去によって、のれんが生じた場合は原則として20年以内に定額法などの方法によって償却します。
今回も例題を通して確認してみましょう。
当期(×2年4月1日から×3年3月31日)の連結財務諸表を作成するために必要な連結修正仕訳(のれんの償却の仕訳)を示しなさい。
なお、のれんは発生年度の翌年度(当期)から10年で均等額を償却する。
のれんの償却の仕訳
のれんの償却については以前学習しているので、忘れてしまった方は以下のページで復習しましょう。
300円を10年で償却するため、1年あたりの償却額は300円÷10年=30円/年となります。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
のれん償却 | 30 | のれん | 30 |
支配獲得日後1年目の連結・のれんの償却・まとめ
今回は支配獲得日後1年目の連結・のれんの償却について学習しました。
のれんの償却の仕訳自体は簡単ですが、意外と忘れがちなため開始仕訳の直後にしておきましょう。
次回は支配獲得後1年目の連結・子会社の当期純損益の振り替えについて学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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