ITパスポート試験と情報セキュリティマネジメント試験の違いは?難易度や学習範囲の差を解説!

2021年1月3日

情報処理推進機構(IPA)が実施する試験の中でスキルレベル1にカテゴライズされているITパスポートと、スキルレベル2にカテゴライズされている情報セキュリティマネジメント試験があります。

この2つの試験はともに簡単と言われており、合格率や偏差値を見て見ると確かに大差ありません。

そうなると

ラク
ラク
それだったら最初からスキルレベル2の情報セキュリティマネジメントを受ければよくね?
カズ
カズ
情報セキュリティマネジメント試験ってITパスポートの上位互換なの?

と言った考えや疑問が生まれるかと思います。

今回はこの2つの試験の違いについて解説していこうと思います。

ITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験の違い

比較

ITパスポートと情報セキュリティマネジメントですが、スキルレベルは異なるものの難易度の点では結構近くなっています

カズ
カズ
スキルレベル2同士の基本情報と情報セキュリティマネジメントの2者間の方が差は乖離してるねw

実際にどれくらい同じなのか、違うのか、数値を見ながら見ていきましょう。

合格率の違い

まずは合格率の違いです。

令和元年度まではデータとして公表されているので見てみましょう。

ITパスポート 情報セキュリティマネジメント試験
R1年秋 55.2% 47.0%
H31年春 51.0% 51.9%
H30年秋 52.7% 46.3%
H30年春 49.9% 53.7%
H29年秋 51.0% 50.4%

それぞれの合格率についての詳細は以下の記事にもまとめています。

カズ
カズ
こうして見るとほぼ合格率変わらないし、場合によっては情報セキュリティマネジメント試験の方が高い時もあるんだね!

偏差値の違い

次に偏差値も見てみましょう。

偏差値は資格の取り方様のサイトを参考にしているため、人によっては感じ方が異なるかもしれません。

偏差値としてはITパスポートが45情報セキュリティマネジメントが48となっており、いずれも50を切っているので簡単な部類と言えますね。

ラク
ラク
他の情報処理技術者試験の偏差値は以下のページでまとめてるぜ!

学習内容の違い

肝心な学習内容の違いです。

ITパスポートは幅広く

ITパスポート試験ではテクノロジ系、ストラテジ系、マネジメント系から幅広く問題が出題されます。

情報セキュリティマネジメントと被る部分としてセキュリティやマネジメントがありますが、それ以外にもネットワークやデータベース、企業戦略や財務会計と言った幅広い内容を学習することになります。

そのため、覚える範囲としてはITパスポートの方が広いとも言えます。

情報セキュリティマネジメントはセキュリティ特化

情報セキュリティマネジメント試験はその名の通り、セキュリティ特化の内容を学習します。

そのためITパスポートでいう所の情報セキュリティの分野を掘り下げ、マネジメントと絡めた問題が多くなります。

また、午後試験が設けられておりITパスポートよりも試験時間が長く、長文を読まないといけないため結構な労力がかかります。

こういった観点から、情報セキュリティマネジメントの方が多少難易度が高いと言えます。

スポンサーリンク

どっちの試験を優先して受けた方が良い?

疑問

それでは改めてどちらの試験を優先したほうが良いか見てみます。

万人にこっちを受けた方が良い!と言った答えはなく、人によって変わるとしか言いようがありません。

では、どのような人がどのような資格を受けるのが良いのでしょうか。

未経験からIT企業に挑戦したい場合はITパスポート

ITパスポートはその名の通り、特にIT業界未経験の方向けに用意されている試験になります。

そのため未経験でIT企業に入りたい方や、学生さんにお勧めできる資格です。

残念ながらそこまで評価が高い試験ではないため、大手IT企業や外資系企業では評価されないこともあります。

セキュリティに関わりたい方は情報セキュリティマネジメント

漠然とIT系と考えている方はITパスポートがおすすめですが、その中でも特にセキュリティに関係する仕事をしたいと言った方は情報セキュリティマネジメント試験の方がオススメです。

特にセキュリティ管理者や社内SE等は情報セキュリティマネジメント試験で得られる知識が役に立つことも多く、管理職向けの試験と言っても過言ではありません。

2016年に実施された試験で知名度が低く、職場での評価があまり高くないことは否めませんが持っていて役に立たないことはまずないでしょう。

ゴリゴリのエンジニアを目指す場合はどちらも力不足

いずれの資格も情報処理技術者試験の中ではあまり評価されておらず、自分が第一線で開発をしたり要件定義を行ったり、と言った場合には力不足となってしまいます。

そのポジションを狙っている方は、ITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験を飛ばし、基本情報応用情報を受けることをお勧めします。

これらの試験は知名度も高く評価されやすく、会社によっては昇給・昇進条件となっていることも多いです。

取得自体も簡単ではありませんが、その分大きな武器になることは間違いないので、興味がある方は是非挑戦してみて下さい!

ITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験の違い・まとめ

今回はITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験の難易度や合格率、学習内容の違いについて紹介させていただきました。

スキルレベルの高い情報セキュリティマネジメント試験が単純にITパスポートの上位互換、というわけではなく、範囲の広さだけで言えばITパスポートの方が広い事はお分かりいただけたかなと思います。

今後ご自身がどのポジションで仕事をしていきたいかによって、受ける試験を選んでいただければと思います!

スポンサーリンク