株式会社の概要[日商簿記2級(商業)講座]
今回は日商簿記2級における株式会社の概要について解説します。
株式会社の概要
店(個人商店)と会社(法人)の違いとしてはいくつかありますが、従業員の数や元手(資本金)の大きさが挙げられます。
事業規模の小さい店では資本金はそこまで必要ありません。
しかし法人化して規模が大きくなると、多くの資本金必要です。そこで、必要な資金を集めるために株式と呼ばれる証券を発行して多くの人から少しずつ資本金を集めることになります。
この株式を発行することによって資金を集める形式の企業を株式会社と呼びます。
- 合資会社
- 合名会社
- 合同会社
があるで。簿記ではあまり関わってこんけどな。
株主と取締役
まずは会社と深いかかわりのある株主と取締役について押さえておきましょう。
株主
株式会社では、出資してくれた人の事を株主と呼びます。
株主からの出資によって会社が成立するため、株主は会社の所有者(オーナー)と考えることもできます。
そのため、株主は会社の方向性についても指示することが可能ですし、場合によっては会社を解散させることも可能です。
取締役
株主が直接会社に指示をしようにも、株主全員が経営に詳しかったり経営に携われる余裕があったりするとは限りません。
そこで株主は出資した資金を経営のプロである取締役に任せ、日々の会社の経営は取締役が行います。
株主の出資があることで会社が活動でき、利益を得ることができます。したがって会社は利益を株主に配当します。
株主総会と取締役会
会社には何人かの取締役がいます。
そして取締役は取締役会といった会議を行い、会社の経営方針を決定します。
なお、会社の基本的な経営方針や利益の使い道は株主が集まる株主総会で決定されます。
株式会社まとめ
今回は株式会社の概要について解説しました。株式発行や配当手続きについて今後学んでいきましょう。
次回は株式会社の設立について学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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