[日商簿記2級(商業簿記)]無形固定資産[無料講座・例題付き!]

2021年7月15日

電卓

今回は日商簿記2級における無形固定資産について学習します。

チョロ
チョロ
新しく作った商品のために特許料を払ったでチュけど、この仕訳はどうすれば良いでチュ??
キュー
キュー
特許やら商標やらに支払ったお金もソフトウェア同様無形固定資産で扱うで

無形固定資産

特許権や商標権など、物として実在しないものの長期的に収益を生み出すような資産を無形固定資産と呼びます。

簿記2級で出題される無形固定資産は特許権商標権のれんソフトウェアが挙げられます。

さっそく例題を通してみてみましょう。

無形固定資産

①×1年4月1日 特許権を80,000円で取得し、代金は現金で支払った。

②×2年3月31日 決算につき、当期首に取得した特許権を8年で償却する。

①無形固定資産の取得時

無形固定資産を取得した時には、取得した支出額を無形固定資産の名称(特許権商標権)などで計上します。

今回は特許権ですね。

借方 金額 貸方 金額
特許権
(資産の増加↑)
80,000 現金
(資産の減少↓)
80,000
キュー
キュー
形は無くてもれっきとした資産やで~!

②決算日

決算日にはソフトウェアや他の有形固定資産同様、減価償却を行います。

有形固定資産の場合、償却方法は残存価格がいくらで償却方法は定額法なのか定率法なのか、記帳方法は直接法なのか間接法なのかとバラバラでしたが、無形固定資産の場合は全て決まっています。

無形固定資産の場合

  • 残存価格がゼロ
  • 償却方法は定額法
  • 記帳方法は直接法

によって行います。

キュー
キュー
これは覚えてないと解けんで!

今回のケースでは特許権80,000円を8年で償却するため、当期の償却額は80,000円÷8年=10,000円となります。

なお、無形固定資産の償却時はソフトウェア同様、「無形固定資産名+償却」といった名称になります。

チョロ
チョロ
今回なら特許権償却でチュね!
借方 金額 貸方 金額
特許権償却
(費用の発生↑)
10,000 特許権
(資産の減少↓)
10,000

因みにそれぞれの無形固定資産によって償却年数が決まっています。余力がある方は覚えておきましょう。

無形固定資産 償却年数 説明
特許権 8 発明や研究を独占的に利用できる権利
商標権 10 商品の名前や記号などを独占的に利用できる権利
のれん 20 合併や買収で取得したブランド力や稼げると言った期待など
ソフトウェア 最長5 コンピュータ上で動くプログラム。前回学習済み
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無形固定資産・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

次の仕訳をせよ。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。

使える勘定科目は以下のものとする。

勘定科目:[現金][当座預金][商標権][のれん][商標権償却][のれん償却]

問1

×2年4月1日 商標権を取得した。なお、商標権の取得に伴う費用40,000円は小切手を振り出して支払った。

借方 金額 貸方 金額

問2

×3年3月31日 決算につき問1で取得した商標権を償却する。また、期首において他社を買収した際に生じたのれん50,000円(借方)を償却する。

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

無形固定資産・まとめ

今回は無形固定資産について学習しました。無形固定資産の処理は残存価格ゼロ、定額法、直接記帳法と言う点は押さえておきましょう。

チョロ
チョロ
それぞれの償却期間も覚えておくでチュ!
キュー
キュー
特許権は8年、商標権は10年、のれんは20年や

次回は有価証券の分類について学習します。


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