[日商簿記2級(商業簿記)]利益準備金の積立額の計算[無料講座・例題付き!]

2021年8月16日

電卓

今回は日商簿記2級における利益準備金の積立額の計算について学習します。

チョロ
チョロ
そういえば、利益が出たときの積立金の額っていくらか決まりはあるんでチュか?
キュー
キュー
結構複雑な計算があるで♪

利益準備金の積立額の計算

会社の利益は株主の物ですが、配当の割合を多くしてしまうと資本が会社からなくなってしまい、翌期の活動が制限されてしまう可能性があります。

そこで、会社法では繰越利益剰余金を配当する場合に、どれくらいは積み立てしないといけないと言った規定を設けています。

例題を通してみてみましょう。

次の仕訳をせよ。

×年4月3月31日 ひまわり商事㈱の株主総会において、繰越利益剰余金10,000円を次のように配当、処分することが承認された。

  • 株主配当金:5,000円
  • 利益準備金:?円
  • 別途積立金:1,000円

なお、ひまわり商事㈱の資本金は20,000円、資本準備金は1,250円、利益準備金は250円であった。

利益準備金の積立額

会社法では、繰越利益剰余金を配当する場合、資本準備金と利益準備金の合計が、資本金の4分の1に達するまで、配当金の10分の1利益準備金として積み立てなければいけないと言った決まりがあります。

チョロ
チョロ
つまりどういうことでチュってばよ?

簡単に表すと

  1. \(資本金×\frac{1}{4}-(資本準備金+利益準備金)\)
  2. \(株主配当金×\frac{1}{10}\)

のいずれか小さい方の金額を積み立てることとなります。

今回のケースでは、

  1. \(\underset{資本金}{20,000円}×\frac{1}{4}-(\underset{資本準備金}{1,250円}+\underset{利益準備金}{250円})=3,500円\)
  2. \(\underset{株主配当金}{5,000円}×\frac{1}{10}=500円\)

のいずれか小さい方なので、500円が利益準備金として積み立てられます。

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利益準備金の積立額の計算・例題

例題を解いて慣れていきましょう。

問題

次の仕訳をせよ。

金額は3桁ごとにカンマで桁区切りをして半角で入力すること。

(例:現金 500、商品 1,000,000)

また、仕訳が複数行に渡る場合、金額の多い物から順に書き、不要なところは空白のままにしておくこと。

使える勘定科目は以下のものとする。

勘定科目:[繰越利益剰余金][未払配当金][別途積立金][利益準備金]

問1

大阪商事株式会社は、株主総会の決議により、繰越利益剰余金の配当および処分を次のように決定した。

なお、大阪商事株式会社の資本金は20,000円、資本準備金は2,000円、利益準備金は1,000円である。

  • 株式配当金:2,400円
  • 別途積立金:1,400円
  • 利益準備金:各自算定

借方 金額 貸方 金額

問2

京都物産株式会社は、株主総会の決議により、繰越利益剰余金の配当および処分を次のように決定した。

なお、京都物産株式会社の資本金は30,000円、資本金は4,500円、利益準備金は2,700円である。

  • 株式配当金:3,300円
  • 別途積立金:1,200円
  • 利益準備金:各自算定

借方 金額 貸方 金額

解答(クリックで展開)

利益準備金の積立額の計算・まとめ

今回は積立額の計算について解説しました。計算が少々複雑ですが、記憶しておかないと解けない問題なので何問か解いて頭に入れておきましょう。

チョロ
チョロ
資本金×1/4-(準備金の和)と、配当金の1/10の少ない方でチュ・・・
キュー
キュー
4~5回解けば慣れるで!

次回は純資産総論について学んでいきます。


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