FPと簿記はどっちを取るべき?両方取った視点で語る!

2021年1月14日

お金の知識を学べる資格は沢山あります。

その中でも特に人気がある資格はFP試験簿記試験ではないでしょうか。

これから就職や独立、生活水準の向上のために試験勉強を始めようと思った時に

ラク
ラク
FPと簿記ってどっちから勉強した方が良いんだ?
カズ
カズ
やっぱり、国家資格のFP優先?

と言ったようにどっちを優先して勉強すれば良いか分からない方も多いかと思います。

この記事では、両方の試験を取得し、経理部門を経験して資格の重要性を確認した筆者が、どちらを優先して取得すれば良いか解説していきます。

FP試験と簿記試験の違い

比較

まず、大雑把ですがFP試験と簿記試験の違いについて確認してみましょう。

FP試験とは

FP試験とは個人向けのライフプランニングや資金計画、不動産の売買や相続税などを取り扱う資格です。

資格取得後は保険業界や金融業界で活躍することが多く、顧客は個人であることが一般的です。

学ぶ内容としては主に

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスクマネジメント
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

等があります。

カズ
カズ
まさに個人に対するお金のプロって感じだね!

簿記試験とは

簿記試験はFP試験と同じくお金に対する知識を学べますが、FP試験が個人側に立ってお金に関するアドバイスをする知識を得られるのに対し、簿記は企業の会計に携わります

具体的には

  • 日常の仕訳
  • 月次処理
  • 期末の決算
  • 財務諸表の作成

等があり、簿記2級になると工業簿記と呼ばれる製品を作成する過程についても学習します。

ラク
ラク
こっちは企業に対するお金のプロだな!

簿記はお金の動きがある企業(=要するにほとんど)では必要な存在であり、求人数も多いことから人気資格となっています。

FP試験と簿記試験の違いは?

具体的な違いをまとめると

  • FP・・・個人に必要なお金の知識が学べる
  • 簿記・・・企業に必要なお金の流れが学べる

と言った点です。

2つともお金に関わる資格ですが、学ぶ内容は全く違ってくるので最初に自分がどちらの方が興味あるか明確にしておきましょう。

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FP試験と簿記試験、どっちを取るべき?

疑問

FP試験と簿記試験の違いについて触れましたが、改めてどっちを先に受けようか迷う方も多いと思います。

いくつかの指標をもとに、どちらの方が敷居が低いかも確認してみましょう。

キュー
キュー
ここからは、どちらも評価が高くてコスパも良いとされる2級で比較していくで!

FP試験と簿記試験の難易度の違い

まず、FP試験と簿記試験の難易度の違いについて見てみましょう。

偏差値は以下の様になっています。

FP2級 日商簿記2級
難易度 48 58

偏差値を見ると、FP2級の方が日商簿記2級よりも低くて手ごろに受けられる資格と言えます。

合格率に関しても、FP2級は40%ほどですが、簿記2級は20~30%程となっています。

勉強時間に関しても、FP2級は100時間ほどで行けますが、簿記2級は200時間程かかります。

カズ
カズ
特に簿記2級は連結会計が入ってから難しくなったよね・・・

これらの事を加味すると、少ない労力で資格を取るならFP2級と言うことになります。

FP試験と簿記試験の受験資格の違い

次に受験資格についてです。

簿記の場合は3級から1級まで受験資格が不要で、いきなり2級や1級から受験することも可能です。

また、簿記は3級が午前中に、2級が午後にあるため同日ダブル受験も出来なくはないです。

ラク
ラク
負担がでかいからオススメはあまりしないが・・・

一方でFP試験の場合、3級は誰でも受けられますが2級以降は受験資格が必要です。

具体的には2級の場合

  • 3級技能検定の合格者
  • FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
  • 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
  • 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

となっています。

資格や経験なしでFP2級までの道のりは結構長く、時間を確保出来たり要領よく勉強を進めても半年以上はかかってしまう事でしょう。

※簿記は2020年11月からCBT化されておりいつでも受けられるようになっています。さらに受験しやすくなったと言えますね。

カズ
カズ
もちろん、CBTで受験しても年に3回の決められた日程で受験しても扱いは同じ!

FP試験と簿記試験の求人数・昇給要件の違い

最後に、就職活動転職昇進要件に活きるのもどちらか確認してみましょう。

某大手求人サイトだと、求人数は以下の様になっています。

FP2級 日商簿記2級
求人数 1,500人 2,500人

どちらも求人数は多いですが、特に日商簿記の方が人気となっていますね。

もちろん時期や他のエージェントの場合で求人数は大きく変わってくると思いますが、一つの指標として見るには十分かなと思います。

キュー
キュー
具体的な数値が気になるなら登録してみて確認しても良いで!

結局どっちがオススメ?

最終的にどちらがオススメ?となると思いますが、あくまで一個人としては簿記の方がオススメです。

理由として、就職活動をしていた際に面接で良く問われたのが簿記の方で、多くの企業では簿記の方を求めているんだなと感じたところにあります。

筆者自身が就活した業界がゲーム業界・化学業界・Web業界と偏りがあるので、あくまで一個人の意見です。

カズ
カズ
金融とか保険業界を目指してるならFPの方が良いと思う!

結局のところ、

  • 簿記・・・会社のお金に詳しくなって、ビジネススキルを高めたい、管理職になりたい
  • FP・・・個人のお金に詳しくなって、個人のお客さんが欲しい、営業したい

と言った内容になります。

カズ
カズ
ちなみに主婦(夫)の方や副業したい場合はFPの知識が活きるよ!

FP試験と簿記試験のダブルライセンスはあり?

FP試験と簿記試験どちらが良いと言った議論もしていましたが、中には

キュー
キュー
迷うならどっちも取ってしまえばいいやん

と言った意見も出てくるかと思います。

これはごもっともで、双方の良いとこどりをする考えは筆者も賛成です。

何せ筆者もダブルライセンスで仕事をさせて頂いているので

お金に対する視野が一層広がる

FPと簿記のダブルライセンスの大きなメリットとして、お金に対する視野が広がることが挙げられます。

例えば"株式"ひとつに関しても、FPでは投資の手段の一つとして学習しますが、簿記では資金調達の手段の一つとして学習します。

同じ論点に関しても多方面から学習出来て面白く、より理解が深まると言えるでしょう。

片方の資格を持っているともう片方が取りやすい

個人向けのFP試験と企業向けの簿記試験で、学ぶ内容は結構違いますが中には共通する概念も存在します。

例えばFP3級で学習する年金現価係数の考え方が簿記1級のタックス・シールド出てて来た時筆者はテンションが上がりました。

既に知っている知識がもう片方の資格では理解を難しくさせている要因だったりすると、既に知っているというだけで資格勉強に有利になりモチベーションの維持や学習時間の短縮につながりますね。

カズ
カズ
簿記とFPだけじゃなくて、簿記と情報処理技術者試験とかも相性が良いよ!

それぞれの資格と相性の良い組み合わせは以下の記事でまとめています。

業界や企業によっては昇給できる

企業や業界によっては資格が大きな評価基準となることもあります。

カズ
カズ
特に昔ながらの日系企業とかね

例えば筆者が以前いた企業では、

資格 資格手当(月額)
FP2級 3,000円
日商簿記2級 5,000円
・・・
中小企業診断士 10,000円
税理士 15,000円

の様に、資格手当が定められていました。

カズ
カズ
もちろんこれらの資格手当は重複可能

資格を取れば取るだけお給料が上がっていくことになりますね。

また、銀行などの業界によっては点数化されており、上の職に就くためには基準点以上を集める必要があるそうです。

このような点からも、資格が評価される業界では可能な限り資格を取っていってダブルライセンス・トリプルライセンスを目指すのが望ましいですね!

取得の順番は?

肝心な取得の順番ですが、特に決まりはありません

合格しやすいFPの方から受験しても良いですし、筆者の様に経理職だったのであれば簿記から取得しても良いかと思います。

試験日に関してもFPの場合は1月・5月・9月、簿記の場合は2月・6月・11月(両方とも1級は除く)なのでブッキングしません。

そのため1月にFP3級を受けて2月に簿記3級を受けて、5月にFP2級を受けて・・・と言った取り方も可能です。

ただし短期間で勉強を詰め込むのは大変ですし、忙しい社会人の場合ろくに勉強時間を確保できず両方とも落ちてしまう可能性も十分にあります。

虻蜂取らずにはならないように、片方を集中して取ってから、もう片方を取るようにしましょう。

FP試験と簿記試験それぞれの勉強方法

どっちを取ったほうが有利と言った点や取る順番を考えたところで、結局資格取得できなければ意味ありません

それぞれの勉強方法や対策方法も変わってくるので、それぞれ詳しく紹介していきます。

勉強方法編

まずは勉強方法からです。

FP試験の勉強方法

FP試験は生活している上で普段から関わっている保険だったり、各種税金だったりを学ぶことが出来るので学習しやすい傾向にあります。

一方で結構細かい数字や法律を覚える必要があり、暗記が苦手な方にとっては難しいと言えるでしょう。

ラク
ラク
筆者もぶっちゃけ、一般的に簡単と言われているFP2級の方が簿記2級より苦戦したぜ

覚えることが大変なFPですが、過去問が結構使いまわしされているので対策しやすいのも事実です。

詳しい対策方法については以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。

簿記試験の勉強方法

簿記試験では会社独特の仕訳処理(そもそも複式簿記の考えが非日常的)や法律に触れることが多いので、大抵の方はとっつきづらいと感じるかなと思います。

また、計算問題が多く、あまり数値を覚えることがないのでどちらかと言うと理系寄りの思考が問われると言えます。

工業簿記はパズル的な要素もあり、人によっては楽しく感じることもあります。

テキスト編

それぞれの資格について、独学でも勉強できますが、テキストの存在は必須かなと思います。

特にフルカラーだったり、事象をイラスト付きで詳しく解説しているテキストを選ぶことで学習がスムーズに進むと言えます。

FPの場合、みんなが欲しかったFPの教科書、簿記の場合はスッキリわかる日商簿記がオススメかと思います。

それぞれテキストの比較記事も書いているので合わせてご覧ください。

通信講座編

最後に、独学で勉強することに対してモチベーションが続かない、誰かに相談したり質の高い講義を受けたい!と言う方もいらっしゃるかなと思います。

そんな方には通信講座も有力な選択肢としてご紹介させて頂こうと思います。

通信講座の場合e-ラーニングアプリで進捗管理が出来たり問題を解いて演習を重ねられたりして非常に効率的に学習を進めることが出来ます。

簿記・FPともに多くのスクールが開講していますが、個人的に最もおすすめな通信講座はフォーサイトになります。

人生を変える通信講座Foresight

理由としてはフルカラーテキスト+ハイビジョン動画によって質の高い学習を行うことが出来て、受講料も比較的安め。

ゲーム感覚で楽しめるeラーニングシステムも搭載しており、挫折しづらい内容となっています。

それぞれ教材提供をしていただき、記事にもしているので気になる方はあわせてご覧ください。

FP試験と簿記試験まとめ

今回はFP試験と簿記試験の違いや、どちらから取得するのが良いかと言った点について解説しました。

いずれの資格もお金に関する知識を得られる資格で、企業からの評価は高くなっています。

ダブルライセンスを狙うのも良いですし、1つの方をきわめて1級まで狙うのもアリです。

合格自体も3級であれば難しくないので、興味があれば試しに受験してみてください!

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