資格を取ったのに貧乏に!?器用貧乏にならないために気を付ける事!

資格というものはキャリアアップだったり昇級だったりと人生に箔をつけるために頑張って取得するもので、一種の投資と言えます。
しかし、そういった投資をしたにもかかわらず、逆に資格を取得したことで貧乏になってしまったり、キャリアが失敗してしまう事も実はあるのです。
筆者も実は情報処理安全確保支援士と呼ばれる名称独占資格を取得し、調子に乗って退職してしまった後なかなかうまくいかずに後悔していた時期があります。
今回はそういった状況に陥らないために気を付ける事と、陥ってしまった場合にどう対処するかを紹介していこうと思います。
資格を取っても貧しくなる理由
まず、資格を取ったにもかかわらず、どうして貧しくなってしまうのかと言った理由についてみていきます。
あまり役に立たない資格を取っている
資格には数えきれない程の資格が存在しており、中には名前すら聞いたことのないような資格や、講義を受けるだけでもらえるような資格もたくさん存在しています。
それらの資格を取得した際にしっかりと仕事に関係があるのなら良いですが、ただ数を増やす目的で「とりやすいから」と言って資格を集めて行ってしまうと数だけ増えて結局使わずに終わってしまう。なんてことにもなりかねません。
無駄に時間をかけてお金をかけて役に立たない資格を取ったとしても、評価もされないならそれは損失でしかありませんよね。
以下の記事でも触れていますが、効率よく資格を取るなら役に立つ資格、関連性のある資格を狙っていくのがおすすめです。
営業力が欠如している
資格を取って登録すれば大きな仕事が舞い降りてくると思っている方もいらっしゃいますが実際はそうではありません。
こんな資格を取ったからこんな場面でこういう風に役に立てますよ!と自分を売り込む必要があります。
商品に例えてみても、どんなに素晴らしい商品が出ても店頭でアピールしたり広告を出さないと消費者には届きませんよね?それと同じで、素晴らしい資格を取って終わりではなく、そこから一歩踏み出していく必要があります。
特にフリーランサーを目指す資格職の方はこの力は絶対です!

プライドが高くなってしまっている
最近では医者や弁護士と言った最難関とよばれる資格を持っている方でも食べて行けずに廃業してしまう方が見られます。
筆者が以前勤めていた会社では京都大学の医学部卒で医師免許を持っているにもかかわらず、普通に会社に勤めて営業をされている方がいらっしゃいました。
京都大学卒で医学部と言ったら誰もがうらやむようなキャリアを歩いていけそうなのになぜこんな中小企業に(失礼)と疑問に思い聞いてみたところ、「一度は医者になったものの、患者さんから見下した態度に腹が立つと言われ人が来なくなった」と言っており、結果的に三代続いた病院が経営できなくなってしまい、やむなく就職したそうです。
似たような事例も何回か聞いたことがあるので、資格を取っただけで天狗になると痛い目に合うという事がよくわかりますね。

学習にお金や時間をかけすぎている
資格を学習する環境はかなり整ってきており、オンラインだったり通学だったり、独学でだったりと手段は実に多様です。
しかし中にはかなりお金のかかるスクールもあり、難関資格の場合は数十万程する場合もあります。
こういった講座を受けて落ちてを繰り返すと、それだけで費用がかさみ、本来だったら仕事をして稼げていたはずの時間を勉強に充てなければいけないため所得も減ってしまいます。
勿論、逆にスクールを利用せずに独学で膨大な時間をかけるのも機会損失につながるので、まずはその資格を取るに値するか吟味する。そして取ると決めたら最短で最安値で取得するにはどうすればよいかを考える必要があります。
因みに筆者が最近良いと思っているのがSTUDYingの通勤講座になります。
こちらはスクールの中でも費用がかなり安く、加えて今まで最短で合格してきた学習者の勉強方法を事細かに分析しているので時間もかからなくなっています。
具体的な感想や口コミ情報もまとめているので、ぜひご一読ください。
貧乏から脱出するための打開策
ではこういった貧しい状況に陥らないためにはどうすればよいのでしょうか。
役に立つ資格・人気のある資格を狙う
まずは役に立つ資格や人気のある資格を狙うことです。
誰しもが知らないような資格、知っていても業務に関係ない資格を取るよりも会社から指定されている資格や実際に仕事でつかえるような資格を取ったほうが評価も上がり、報奨金が出たり出世につながったりすることは自明だと思います。
もしまだとりたい資格が決まっていないのなら、上司に聞いてみたり、転職サイトでいくつか資格名を打ち込んでみて人気がある資格、求人数が多い資格を探してみるのも良い手ですよ。
転職で、サイトに掲載されていない【非公開求人】を活用する方法とは?
営業力を鍛える
資格を取ったらそれをいかにアピールしていくかと言った能力も非常に大事です。
税理士や会計士と言ったコンサルタントとして活躍している方は講義に出てみれば分かりますが、大抵要点がしっかりまとめられており、話すのが上手で人の心もうまくつかめており、非常に営業力が高いと言えます。
待っているだけでは無意味に時が過ぎていくので行動することを覚えましょう。とはいっても一体何からすればいいの?と思われる方もいらっしゃると思います。
筆者が良いと思える手段にトゥイッターを活用する方法を提案します。
最近では士業をアピールする方も多く、140字と言ったツイート内で完結に言いたいことをまとめるだけでも要約する力が付き、そこからフォロワーの反応も見れて何が重要なのか、求められているのかもわかるのでそれを参考にしていけばヒントとなります。
実際筆者もTwitterからの反応のお陰で記事がかけたり、需要を知れたりしています。

将来の目的を明確に
資格を取ることがゴールになってしまうとその取得後に行く当てもなくなり地に足が付かない状態になってしまいます。
まずは資格を何のために取るのか、とってどうしたいのかを明確にしていきましょう。
主に目的として転職を考えているのなら資格を目指した段階で同時に転職サイトにも登録しておいた方が賢明です。
理由としては求人情報からどのような資格が求められているかを知ることができ、より明確なゴールを知ることができるからです。
どの転職サイトも基本無料で、筆者がお世話になったおすすめのエージェントもいくつかあるので、あわせてご紹介させていただきます!
兼業という働き方も
以前は独立系の資格を取得したらそのまま事務所を構え、それ一本で働いていくという考えが主流でしたが、最近では副業解禁の流れもあり週末や定時後に副業として働く方も増えています。
副業・兼業で働くことの最大のメリットはリスクの分散にあり、最近では資格一本で食っていけないこともあり、そういった状況でも企業からの安定収入があれば非常に心の面でもゆとりが出てきます。
また、資格から得られる知識を会社での業務に流用することも可能なので、得られる恩恵は非常に大きいと言えますね。
まとめ
本来なら生活を豊かにする、夢を実現する、そんな目的をもって取ったはずの資格が逆に足を引っ張ってしまっては本末転倒です。
そういった悲しい事態を避けるためにも早いうちに方針を立て、リスクを回避しながら行動することを心がけましょう!

福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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