[FP3級]ポートフォリオ[無料講座・例題付き!]
今回はFP3級におけるポートフォリオについて学習します。
ポートフォリオ
ポートフォリオとは複数の資産の組み合わせの事を指します。
例えばAとBの2つの資産を運用していたとして、Aの価格が暴落してもBが暴落しなければ全体としてのリスクは下がり、より安定した収益を得ることができます。
ポートフォリオ運用
ポートフォリオ運用は性格の異なる複数の銘柄に投資することでリスクを避け、安定した運用を行うことを言います。
また、投資資金を国内株式・国内債券・海外債券・不動産などの複数の異なる資産(アセット)に分配(アロケーション)して運用することをアセット・アロケーションと呼びます。
リスクの低減効果
投資におけるリスクとは急に収益が0になる事ではなく、利益や損失がどれくらいの確率でいくら発生するかが不明確化と言った不確実性の事を指します。
ポートフォリオのリスクを低減させるためにはできるだけ異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせる必要があります。
組み合わせる資産や銘柄の値動きが同じか異なるかを見るときは相関係数を用います。
相関係数な相関関係を-1から+1の範囲で表した物で、絶対値が大きくなるほど関連性が高く、-1に近いほどリスクの低減効果が期待できます。
ポートフォリオ・例題
実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。
問題
問1
ポートフォリオ運用におけるアセット・アロケーションとは、一般に、株式、債券、不動産といった資産(アセットクラス)の配分についてはまったく考慮しないで、個別銘柄・個別不動産等に対していつ投資するかを決定することをいう。(2010年/1月)
○
×
問2
相関係数が()である2資産に投資するポートフォリオにおいては、両資産が同一の値動きをするため、分散投資によるリスク低減効果は得られない。(2019年/9月)
1 -1
2 0
3 +1
問3
A資産の期待収益率が2.0%、B資産の期待収益率が4.0%の場合に、A資産を40%、B資産を60%の割合で組み入れたポートフォリオの期待収益率は、()となる。(2019年/1月)
1 1.6%
2 3.0%
3 3.2%
解説(クリックで展開)
ポートフォリオ・まとめ
今回はポートフォリオについて学習しました。
相関関数は-1がリスク分散が可能と言う点を押さえておきましょう。
次回からはタックスプランニングの税金の分類について学習します。
福井県産。北海道に行ったり新潟に行ったりと、雪国を旅してます。
経理4年/インフラエンジニア7年(内4年は兼務)/ライター5年(副業)
簿記2級/FP2級/応用情報技術者/情報処理安全確保支援士/中小企業診断修得者 など
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