貯蓄型金融商品(利率・利回り)[FP3級講座]

2020年8月12日

今回はFP3級で問われる貯蓄型金融商品について学習します。

チョロ
チョロ
そもそも貯蓄型金融商品って何でチュか
キュー
キュー
簡単に言えば元本が保証されていていつでも引き出せる貯蓄性のある金融商品の事やな

貯蓄型金融商品

貯蓄型金融商品は預貯金の事を指し、元本が保証されていていつでも引き出せる特徴があります。

貯蓄型金融商品について学習するにあたって重要な用語や計算がいくつかあるのでしっかりと学習していきましょう。

利率と利回り

元本に対する利子の割合を利率と言います。

一方で、元本に対する1年あたりの収益を利回りと言います。

具体的な計算方法としては、一定期間の収益合計を1年に換算し、それを当初の元本で割って計算します。

\[利回り = \frac{収益合計 ÷ 預入年数}{元本} × 100\]

キュー
キュー
例えば500万円預けいれて、1年目の利息が5万円、2年目の利息が5.5万円だった場合の利回りは次の様に求めるで

\[利回り = \frac{(5万円 + 5.5万円)÷ 2年}{500万円} × 100 = 1.05\%\]

単利

預け入れた当初の元本に対して利息が付く計算方法を単利と呼びます。

\[元利合計 = 元本 ×( 1 + 年利率 × 預入期間)\]

複利

一定期間ごとに支払われる利子も元本に含めたうえで、これを新しい元本として次の利息を計算する方法を複利と呼びます。

利子が1年で1度つくのであれば1年複利、半年に1度着くのであれば半年複利、と言ったような呼び方をします。

\[1年複利の元利合計 = 元本 ×(1 + 年利率)^n\]

\[半年複利の元利合計 = 元本 ×(1 + \frac{年利率}{2})^{n × 2}\]

※nは年数

チョロ
チョロ
単利と複利でそんなに変わってくるものでチュか?
キュー
キュー
結構変わるで。以下の表は100万円を年利率5%で5年間預けてみたときのそれぞれの表やけど、参照してみてな
100万円を年利率5%で5年間預けた場合 単利 複利
1年後の元利合計 \(100万円 ×(1 + 0.05 × 1)\)
\(= 105万円\)
\(100万円 ×(1 + 0.05)\)
\(= 105万円\)
2年後の元利合計 \(100万円 ×(1 + 0.05 × 2)\)
\(= 110万円\)
\(100万円 ×(1 + 0.05)^2\)
\(= 110.25万円\)
3年後の元利合計 \(100万円 ×(1 + 0.05 × 3)\)
\(= 115万円\)
\(100万円 ×(1 + 0.05)^3\)
\(= 115.7625万円\)
4年後の元利合計 \(100万円 ×(1 + 0.05 × 4)\)
\(= 120万円\)
\(100万円 ×(1 + 0.05)^4\)
\(≒ 121.5506万円\)
5年後の元利合計 \(100万円 ×(1 + 0.05 × 5)\)
\(= 125万円\)
\(100万円 ×(1 + 0.05)^5\)
\(≒ 127.6282万円\)
チョロ
チョロ
年が過ぎるごとに差が大きくなってるでチュ

固定金利と変動金利

預け入れた時から満期まで金利が変わらないものを固定金利、市場金利の変化に応じて金利が変動するものを変動金利と呼びます。

現在の金利が高く、今後景気が悪くなり金利が低くなると予想される場合は今のままの金利で預け入れた方が得をすると予測されるので固定金利を、現在の金利が低く、今後景気が良くなり金利が上昇すると予想される場合は変動金利を選択する方が賢明です。

利子と税金

預貯金の利子は利子所得として課税されます。

所得税は15%・復興特別所得税は0.315%・住民税は5.0%の計20.315%から構成される源泉分離課税となる点も重要です。

スポンサーリンク

貯蓄型金融商品・例題

実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。

問題

問1

1,000万円を、期間5年、利率(年率)0.8%の単利型商品に投資した場合、満期時の税引き後(税率20%)の元利合計金額は1,040万円である。ここで、復興特別所得税は考慮しない。(2010年/9月)

○
×

問2

元金2,000,000円を、年利2%(1年複利)で3年間運用した場合の元利合計金額は、税金や手数料等を考慮しない場合、( )である。(2017年/1月)

1 2,097,544円
2 2,120,000円
3 2,122,416円

解説(クリックで展開)

貯蓄型金融商品・まとめ

今回は貯蓄型金融商品について学習しました。

利回りや利率を用いた計算は今後も頻出なのでしっかりと押さえておきましょう。

カズ
カズ
本番では電卓が使えるから電卓の使い方もあわせてマスターしよう!

次回は金融商品の種類について学習します。

FP3級の知識を、実際の問題で確かめよう

ツナガル問題集で
理解を得点力につなげる

FP3級の過去問題・予想問題を無料で掲載しています。 解説や図解を活用しながら、学科試験の基礎知識をしっかり固め、 FP2級や実生活にもつながる理解へと広げていきましょう。

FP3級の学習に取り組むキャラクターたちを描いたツナガル問題集の案内
  • 上位試験につながる体系的な知識 正解を覚えるだけでなく、FP2級や実生活でも活かせる判断軸まで学べます。
  • 復習に使える図解シート メモや試験直前の見直しにも使える解説画像を無料でダウンロードできます。
  • 予想問題で未知の問題対策 過去問だけでは補いにくい論点にも触れながら、初見問題への対応力を高められます。
学習サイトへ
スポンサーリンク