[情報処理安全確保支援士試験]公務員の受験者も多い?警視庁に入社できるなどの優遇処理も多い!

2022年1月21日

情報処理安全確保支援士 公務員

情報処理安全確保支援士は、IT系初の士業であり国家資格でもあります。

国家資格とは言え、まだ新しいため、その役割をあまり把握していない方も多いのではないでしょうか。

カズ
カズ
情報処理安全確保支援士って、国家公務員と相性が良いのかな?
ラク
ラク
持ってると警視庁に応募できるって聞いたぜ?

この記事では、情報処理安全確保支援士と国家公務員の相性について解説していきます。

情報処理安全確保支援士は国家公務員に向いている?

支援士と公務員は相性が良いのか気になる方が多いと思います。

結論から言うと、支援士と公務員は仕事内容の点からも試験内容の点からも相関性も高く、相性は非常に良いといえます。

その理由をいくつかの側面から解説していきます。

双方とも国家資格であり相性は良い

情報処理安全確保支援士は、経済産業省の管轄下であるIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する国家資格です。

一方で、国家公務員は総務省をはじめとする、各機関が管轄する機関に所属するスペシャリストの総称です。

いずれも国がかかわっていることから、相関性は高いことがわかります。

国家公務員の情報職試験を受ける場合は特に、支援士試験で問われる内容と似通った問題が公務員試験でも出題されたり、資格を持っていると選考に有利になったりすることもあります。

警視庁特別捜査官採用選考の受験資格でもある

警視庁特別捜査官採用選考の受験資格を確認すると、以下のように書かれています。

情報処理に関する高度な知識及び技能を認定する国家試験等に合格し、又はこれに相当する資格(※)を有し、かつ、民間等における5年以上の有用な職歴を有する人

※ 「情報処理に関する高度な知識及び技能を認定する国家試験等又はこれに相当する資格」とは、

・ ITストラテジスト ・ システムアーキテクト
・ プロジェクトマネージャー ・ ネットワークスペシャリスト
・ データベーススペシャリスト ・ システム監査技術者
・ 情報処理安全確保支援士 ・ 技術士(情報工学部門)

などを言う。

引用:警視庁特別捜査官採用選考案内

このように、情報処理安全確保支援士は警視庁の特別捜査官に応募する際、必須条件となってくるのです。

カズ
カズ
加えて、5年間以上民間等で勤務した経験が必要なんだね!

金融庁などでの求人もみられる

情報処理推進機構(IPA)による情報処理技術者試験のうち、次の試験のいずれかに合格していることが望ましい。
・ネットワークスペシャリスト
・情報処理安全確保支援士
・プロジェクトマネージャ
・システムアーキテクト
少なくとも、IPAによる「応用情報処理技術者試験」レベル以上の能力は必須。応用情報処理試験に合格していない場合は、同等レベルの技術を有していることを他の民間試験の合格証などにより証明できること。

引用:金融庁職員の募集について

公務員を目指すなら

支援士を活用できる公務員を目指す場合、支援士試験・公務員試験のダブル合格を目指す必要があります。

学習内容に重複があるとはいえ、1年で両方の試験に合格するのはなかなかにハードルが高いです。

まずはどちらか先に取得してから、もう片方を計画的に取得するのが望ましいです。

カズ
カズ
年に2回受験できる支援士を先に取るのが良いかな?

公務員の対策については、フォーサイトなどを活用しましょう。

ラク
ラク
オンラインで受講できるから、忙しくても通う必要がないぜ!
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公務員以外での働き方もさまざま

情報処理安全確保支援士は、セキュリティといった今の時世に必要不可欠な概念を武器にできる資格です。

公務員として働くことはもちろん、一般企業でサラリーマンとして働いたり、副業・独立したりとさまざまな働き方が考えられます。

セキュリティに関する知識はどの企業や組織でも必須

IT化が進んだ今の時代、IT企業に限らず多くの業界でコンピュータ・ロボットは導入されています。

カズ
カズ
製造業でもオートメーション化とかよく耳にするよね

コンピュータやロボットによる自動化が進むことはコストの削減・ヒューマンエラーや事故の防止などの面から非常に効果的です。

一方で、コンピュータだからこそのエラー(バグ)や、脆弱性を狙った攻撃には注意を払わなければいけません。

そこで活躍できるのが情報処理安全確保支援士です。

支援士は外部からのセキュリティ攻撃の防衛方法はもちろんのこと、内部の不正も分析し対策を講じられるため、重宝されます

一般企業に勤めるなら求人数や年収はどれくらい?

情報処理安全確保支援士の年収は、およそ800万前後と言われています。

日本人の平均年収が450~500万円とされているので、十分に高給な部類ですね。

ラク
ラク
さすが士業!

もちろん、取得者の平均年齢が高かったり、大企業に勤めていたりも高給である理由の1つです。

支援士を取得した後にどのような企業で働けるかについては、以下の記事でまとめています。気になる方はご覧ください。

副業や独学といった働き方もあり?

士業といえば、弁護士や税理士のように独立して働けるか気になる方も多いかと思います。

カズ
カズ
あまり独立した支援士って聞かないよね・・・

現時点では、情報処理安全確保支援士はあまり独立向けの資格とは言えません。理由として、独占業務がないことが大きいです。

しかし、IPAのほうでも情報セキュリティマネジメント指導業務を実施するなどすでにいくつかの施策をしており、今後セキュリティの重要性が高まるに伴って、独立する方は増えると予想されます

また、コンサルティング業とも相性が良い資格なので、セキュリティの観点からもアドバイスできると銘打てば顧客を確保できる可能性は十分に高いです。

カズ
カズ
結局は、どれだけお客さんを囲い込めるかだね!

支援士の独立に関しては、以下の記事もご覧ください。

情報処理安全確保支援士が国家公務員と相性が良いのかどうか・まとめ

今回は情報処理安全確保支援士と公務員との相性について解説しました。

いずれの試験も突破することは困難ですが、両方の資格があれば業務の幅は確実に広がります。

また、公務員にこだわらなくても、支援士単体でできることは多いので、興味がある方はいろいろとチャレンジしてみましょう。


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