食育インストラクターとはどんな資格？独学で取れる？？仕事内容やアドバイザーとの違いについても解説！

食育インストラクターの資格があることで、家庭や仕事で活かせます。食育インストラクターの資格は、初心者からプロまで幅広くチャレンジできる資格です。

また、飲食業界・保育・教育現場・介護施設など様々な場面で活躍できます。

本記事では、食育インストラクター資格の難易度・合格率・仕事内容や、食育インストラクターとはどのような仕事なのかをご紹介します。これから食育インストラクター資格の取得を目指している人や飲食業関係の仕事に就きたい人はぜひ参考にしてください。

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食育インストラクターとは？

業界	食品業界
職種	食育インストラクター
転職	★★★★☆
独立	★★★☆☆
難易度	37
公式ページ	https://www.npo-shokuiku.com/

食育インストラクターとは、食育を基礎から学び、健康的な食生活や栄養バランスなど、食育に関する知識や能力があることを証明する資格です。また、手軽にチャレンジできる民間資格です。

主催者団体は、服部幸應先生が理事長を努めるＮＰＯ日本食育インストラクター協会です。食育知識の理解度に応じて、プライマリーと4級から1級の計5段階に分かれています。

食育インストラクターは、保育園・教育現場・介護施設などさまざまな職場などで活躍できます。

食育インストラクターと食育アドバイザーの違いは？

食育アドバイザーとの違いについて表で解説します。

	食育インストラクター	食育アドバイザー
主催団体	NPO日本食育インストラクター協会	一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)
受講料(税込)	・一括払い 39,900円 ・分割払い 月々 3,500円(初回のみ4,033円)	・一括払い 38,600円(分割払い 月々 1,860円) ・キャンペーン 24,300円(分割払い 月々 1,170円)
資格取得にかかる費用(税込)	資格申請料 6,600円	受験費用 5,600円
難易度	初心者からプロ向け	初心者向け
資格取得までの期間	3か月～1年程度	3か月程度

食育インストラクターは芸能人にも人気

食育インストラクターは芸能人にも大人気の資格です。

安田美沙子さん	タレントで有名な安田美沙子さん、現在二人のお子さんのママで、お仕事と家事・育児の両立をしながら資格取得しました。
保田圭さん	元モーニング娘。の保田圭さんは、食育インストラクター養成講座を監修している服部幸鷹先生とのラジオ共演がきっかけで、資格を取得しました。
ギャル曽根さん	大食いタレント(フードファイター)のギャル曽根さんは、過去に日本調理製菓専門学校に通われていて調理師免許もあります。さらに野菜ソムリエも取得されており、食に関する意識の高さが伺えます。
菅本裕子(ゆうこす)さん	元HKT48でアイドルだった菅本裕子(通称ゆうこす)さんは、2014年に食育インストラクターを取得しました。お料理アイドルとして再出発したが人気が出ず挫折、今ではモテクリエイターとしてSNS中心に活動されています。SNS総フォロワー数は190万人以上です。

食育インストラクターの仕事内容は？

食育インストラクターの仕事内容をご紹介します。

食育インストラクター活躍の場

ここからは、食育インストラクターの活躍の場をご紹介します。

家庭で家族の健康のため

食育インストラクターは、家庭で家族の健康のために役立てられます。

子供が野菜嫌いでなかなか食べてくれない、家庭でインスタント食品ばっかりで食生活に不安があるなどの悩みがある方におすすめです。

幼稚園・保育園・小学校で食育

幼稚園・保育園・小学校などで勤務する場合、子供たちが好き嫌いなく食べられるような楽しい食育が求められています。

食育インストラクターは、偏食への対応・子供たちに食に興味を持たせる方法・味覚の育て方・健康的な食習慣など子供の食育に合わせた食育実践法が身に付きます。

食品メーカーで食品開発ができる

食育インストラクターは、食品メーカーで食品開発ができます。また、面接するときの履歴書に記載できます。

食育インストラクターの資格を取得することで、仕事内容の幅も広がります。

介護施設・福祉施設・医療現場でも

食育インストラクターの資格は、介護施設・福祉施設・医療現場でも役立ちます。

食育インストラクターは健康的な食事を求められます。したがって、介護施設や福祉施設ではメニュー考案だけではなく調理もできます。

食育インストラクター各級の難易度・合格率・勉強時間は？

食育インストラクターは、食育知識の理解度に応じて、プライマリーと4級から1級の計5段階に分かれています。各級の受験資格・受講料・難易度・合格率・勉強時間など詳しく解説していきます。

プライマリー：在宅受験ができる

食育インストラクターの中でも1番下の階級であるプライマリーについてご紹介します。プライマリーは通信教育で食育の3本柱と基礎知識を学ぶことができます。また、在宅受験ができます可能です。

階級	プライマリー
受験資格	NPO法人食育インストラクター協会が認定している食育インストラクター講座を受けることで取得
受講料(税込)	・食育インストラクター養成講座受講料 39,900円 ・資格申請料6,600円
難易度	とても低い(70点以上の得点で合格)
合格率	未公開
勉強時間	3か月～6か月

食育の3本柱の第1の柱は、「安心・安全・健康的な食生活のための選食力」です。第2の柱は、「食卓での共食の重要性」になります。第3の柱は「食糧問題や環境問題」です。

NPO法人食育インストラクター協会が認定している食育インストラクター講座を受けることで取得できます。

4級：食育の基本を学べる

食育インストラクター資格の4級についてご紹介します。4級は食育の基本をふまえて、家庭料理の基礎技術を学び、日々の生活に活かせることの証明となる資格です。4級からは試験会場に行き、試験を受ける必要があります。

階級	4級
受験資格	1.NPO法人食育インストラクター協会の推進校に通学する 2.NPO法人食育インストラクター協会主催の研修会に参加する ※1.2.のいずれかを満たす必要があります
受講料(税込)	・調理実技筆記試験 受験料 5,500円 ・食育筆記試験 受験料 5,500円 ・受験料 2,200円 ・資格申請料 6,600円 ・研修会参加費用 10,000円
難易度	やや低い
合格率	未公開
勉強時間	3か月程度

プライマリーは通信講座で完結しますが、4級からは調理の実技講習や食育授業の受講などが求められます。

3級：食に関する問題点を解決できる

食育インストラクター資格の3級についてご紹介します。3級は食育の重要性を理解するとともに、料理技術を向上させ、日々の生活で食育を実践できることの証明となる資格です。

階級	3級
受験資格	1.プライマリー取得者で推進校に通学 2.4級取得者で推進校に通学した者 3.プライマリー取得者で推進校に未通学 4.食育関連の国家資格取得者または協会会員 ※①②③④いずれかを満たす必要があります
受講料(税込)	【3級食育筆記試験】 ・受講料 10,000円(DVD受講の人のみ+700円) ・受験料 5,500円【調理実技筆記試験】 ・受験料/過去問例題集込み 6,000円 ・書籍代 2,130円 ・研修会受講料 10,000円
難易度	やや高い
合格率	未公開
勉強時間	3か月～6か月程度

食材や五大栄養素など栄養学の基礎知識・食習慣・マナー・環境問題などが範囲です。また、食育インストラクタープライマリーや4級を取得している場合は、調理実習の受講が免除になるなど保持資格によって取得条件が異なります。協会のホームページで確認しておきましょう。

2級：食に関する知識を伝えられる

食育インストラクター資格の2級についてご紹介します。2級は食に関する幅広い知識を持ち、基本的な知識を分かりやすくできる資格です。

階級	2級
受験資格	1.3級取得者で推進校に通学または食育に関する国家資格や全料協「准教師」以上取得者 2.3級取得者で推進校に未通学 3.プライマリー+食育に関する国家資格取得者 ※①②③いずれかを満たす必要があります
受講料(税込)	【NPO協会会員の場合】 ・受講料 13,000円 ・受験料(食育) 5,500円/(調理) 5,500円【NPO協会非会員の場合】 ・受講料 25,000円 ・受験料(食育) 5,500円/(調理) 5,500円
難易度	高い
合格率	未公開
勉強時間	3か月～6か月程度

2級は研修会への参加が必須です。NPO日本食育インストラクター養成推進校に通学している場合は、40単位分の調理実習を受講しなくてはなりません。

実習と筆記試験を並行して進める必要があるので、スケジュールには余裕を持って準備しましょう。

1級：食に関するスペシャリスト

食育インストラクター資格の1級についてご紹介します。1級は食育全般に関する幅広い知識と料理・栄養・健康・衛生などそれぞれの分野における専門知識を持ち、それらを広く伝え、普及活動ができる証明となる資格です。

階級	1級
受験資格	1.2級取得者 2.栄養教諭 ※①②いずれかを満たす必要があります
受講料(税込)	【NPO協会会員の場合】 ・受講料 13,000円 ・受験料 11,000円【NPO協会非会員の場合】 ・受講料 25,000円 ・受験料 11,000円
難易度	かなり高い
合格率	未公開
勉強時間	6か月～1年程度

1級の学習期間は6か月~12ヶ月となっており、基礎知識から応用知識までしっかり身につけるための継続的な学習が必要になります。

食育インストラクターはどこでとれる？具体的な勉強方法は？

食育インストラクターの資格はどこでとれるのかご紹介します。また具体的な勉強方法も解説します。

食育インストラクターは独学できる？

特に4級以上になると資格取得方法が異なるため、確認が必要です。しかし、プライマリーだけ「通信講座を受講」のみ取得可能です。そのため、下記のがくぶん「食育インストラクター養成講座」を利用しましょう。

講座数	約40
得意資格	副業系・実用系
受講形式	オンライン
教材	・各種テキスト ・講義動画 ・個別会員ページ　など
サポート・特典	・おすすめ講座診断 ・お仕事サポート！
公式HP	https://www.gakubun.net/

がくぶんは、約100年近くの歴史がある通信講座です。

取扱う資格は幅広く、食事系・ペット系・手芸系など、実生活に彩りを与えるものが多いです。がくぶんの強みは以下の通りです。

がくぶんは歴史があり、ノウハウが充実している通信講座です。

学びを通して自分の可能性を切り開きたい方は、ぜひ覗いてみてください。

ユーキャンで食育インストラクターは受講できない？

ユーキャンでは食育インストラクターは受講できません。

食育インストラクターは食に関する深い知識を学べる民間資格

今回は食育インストラクターの資格を詳しくご紹介しました。食育インストラクターは食に関する深い知識を学べる民間資格です。食育インストラクターは家庭の食事や子育てに活用できます。また仕事では医療・福祉・食品メーカーなど様々な場所で活かせます。

この記事を読んでみて、食育インストラクターの資格に挑戦してみようと思った人や興味を持った人はぜひ資格取得に挑戦してみましょう。