履歴書・職務経歴書に書ける資格一覧!就職や転職時の書き方も踏まえてご紹介!

就職や転職、進学の際に提出しなければならない書類に履歴書。加えて職務経歴書といった物もあります(以降は履歴書で統一します。)
大抵の履歴書には資格の欄があり、複数書き込めるようになっていますよね!
しかし資格を多く取得している方や、逆に全くない。と言った方はどの様に書いていけば良いか分からず、手が止まってしまうこともありますよね。

また、どのような資格が書けるのかと言ったところも気になるポイントではないでしょうか。
この記事では、どんな資格なら書けるかご紹介しつつ、書き方のポイント等も紹介しよう思います。
履歴書に書ける資格の例
それではさっそく、履歴書に書ける資格を見ていきましょう!
資格の中でも特に評価される資格や、マイナーであまり読み手に刺さらない資格等、種類は多種多様です。
特に資格を多く持っている方だと、どの資格を書けばよいか迷ってしまうのではないでしょうか。
ここではどの様な資格を書くべきかを優先順位をつけて書いて行きます。
まだ資格を取得しておらず、どのような資格が高評価なのか気になる方も参考にしていただければと思います。
書くべき資格
持っているならまずは書いておくべき資格をご紹介します。
国家試験
国家資格とは国や公的機関が正式に行う資格の総称で知名度も高く、保有者は技術が国によって保証されている事を示せるものです。
したがって職歴とは別にしっかりとした知識がある事やその業界での知識がある事を読み手に伝えられるため書いておきましょう。

出典:https://www.u-can.co.jp/company/news/1199216_3482.html
業種により必ずしもこれだ!と言った物はありませんが、
- 情報処理技術者試験
- ファイナンシャルプランニング技能士
- 各士業
等は持っているなら必ず書きましょう!
また、国家資格ではない物の、国家資格と同等の人気を誇る日商簿記もあるなら書いておいて損はありません。
TOEIC
就職でも進学でもよくTOEICの点数が一定の指標にされることがあります。
例え低い点数でも未受験でない限り書いておきましょう。
スコアシートを求められることもあるので、嘘偽りは一切いけません。
ちなみに大手企業の大体のボーダーラインが600点とされています。そのため、可能であれば600点辺りを目指しましょう!
普通自動車免許
どの業種のどの職種に就職しても(もしくは進学しても)車はよく使います。
特に仕事を始めてから免許を取得するのはかなり大変なので、資格自体を取得しておくことを強くおすすめします。
短期間で取れるプランもあるので、もし持っていなければ参考程度に見てみてください。
その業界に関連の深い資格
例え国家資格やメジャーな資格ではない場合でもその業界にとって関連が深かったり役に立つと思われる資格は取得しているならガンガン書いていきましょう。
具体的にはIT業界だったらオラクルマスターだったりシスコだったり、化学業界だったら放射線取扱主任者だったりエネルギー管理士だったりといった具合です。
特に業界と資格がマッチしていればその分即戦力が期待され内定をもらえる確率も上がります。

書かなくても良い資格
欄が足りないならば書かなくても良い資格もあります。
次に紹介するものがそれらに該当します。
下級資格
例えば「日本商工会議所簿記検定2級」から見て「日本商工会議所簿記検定3級」は下級資格に当たります。
上級資格は下級資格の知識や技能がある事を前提として作られており、上級の資格を持っていれば必然的に下級の資格も持っている(もしくはそれ相応の能力がある)事も分かるので、わざわざ書く必要はありません。

趣味色の強い資格
実用数学技能検定や剣道等、仕事に直結しないと思われる場合、その資格はわざわざ書かないでも良いでしょう。
しかし、間接的に仕事に役立つと思える場合は書いておいて損はないです。
例えば実用数学技能検定で統計的な知識を持っていることを示せれば、経理職でデータを見つつ分析に役立てられる、と言った具合です。
書いてはいけない資格
次に書いてはいけない、書かないほうが良い資格も記載しておきます。

有効期限の切れた資格
資格の中には有効期限があるものもあります。
例えば「HTML5プロフェッショナル認定資格」のように取得後5年有効と定められている物や、普通自動車免許のように更新が必要な物がこれに値します。
これらの試験で、有効期限が切れてしまったり、更新せずに失効したものは絶対に書かないようにしましょう。
また、提出先によっては取得後何年以内のものと言った規制がある場合もあります。(特にTOEICが顕著)
その規制内に収まる期限での資格のみを書くようにしましょう。

業務に全く関係の無い資格
趣味色の知識との境界が難しいところではありますが、どう転んでも全く仕事や進路に関係しない資格は書かない方が良いです。
ただただ闇雲に資格を羅列させてしまうと「ただ資格を取るのが好きなだけなのかな」とかえって印象を悪くしてしまいます。
取得していない資格
取得していない資格も絶対に書いてはいけません。最悪経歴詐称でバレてクビになります。
特によく聞くのがTOEICのスコアで、650点しかないのに700点と書いた、等と言ったパターンです。悲しいことに、中には多少盛って書いても良いと促す転職サイトやエージェントもあるそうです。
せっかく希望の職種に就けても嘘一つで仕事や信頼を失っては本末転倒です。
虚偽の報告をして解雇になった場合労基にも守ってもらえず自己責任になるので絶対にやめましょう。

履歴書の資格欄への書き方
まずは資格欄に書いていくときの書き方からご紹介します。
資格欄も自己PRの一部であり、面接の時に担当者は一通り目を通します。
ここで書き方に不備があったり、伝わりにくい書き方をしていると印象を悪くしてしまうので、読む人の事を考えた上で最低限のマナーを守りつつ書いていくようにしましょう。

資格の名前は正式名称で
資格の中には正式名称でなく、略式で呼んでいるものも多くあります。例えば英検だったり簿記だったりが上げられますね。
これらは「実用技能検定」や「日本商工会議所簿記検定」と言った正式名称があります。
特に簿記に関しては「日本商工会議所簿記検定」以外にも「社会法人全国経理教育協会主催 簿記能力検定試験」や「全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験」があり、単に「簿記1級」と書かれても読み手に伝わらない可能性があります。

誤って読み手に伝わらないためにも略さずに正式名称で書くように心がけましょう。
書く順は取得順
書く順番は基本的に上から古い順に書いていけば問題ありません。
年 | 月 | 資格・免許 |
2011 | 3 | 普通自動車免許第一種 取得 |
2016 | 11 | 応用情報技術者試験 合格 |
2017 | 11 | 情報処理安全確保支援士試験 合格 |
年、月の位置は真ん中にし、資格の適用は左詰にします。
また、西暦、年号は指定がない限り履歴書内統一にしておけばどちらでも問題ありません。


募集要項に特定資格があるときは先頭に
転職などで募集要項に特定の資格がある場合はその資格を先頭に持ってくるようにしましょう。
例えば日本商工会議所簿記検定2級が必須条件であれば下記のようにします。
年 | 月 | 資格・免許 |
2015 | 2 | 日本商工会議所簿記検定2級 合格 |
2011 | 3 | 普通自動車免許第一種 取得 |
2016 | 11 | 応用情報技術者試験 合格 |
2017 | 11 | 情報処理安全確保支援士試験 合格 |
全く書けないときは「特になし」
書けそうな資格が全く無い場合は特になしと書いておけば問題ありません。
年 | 月 | 資格・免許 |
特になし | ||

先程も触れましたが、何もないからと言って誇張するのはやめましょう。
資格を履歴書に書いて転職を成功させよう!
せっかく資格を取ったのなら履歴書に書く際にもできるだけ有利に役立てたいですよね!
最後に、持っている資格を効率よく活かせる方法をご紹介しようと思います。
もちろん、これから資格を取るつもりの方も参考にしていただきたく思います。
履歴書のフォーマットは最適か
最近の転職では企業側があらかじめ履歴書のフォーマットを用意していてくれたり、Web上でエクセルのような空白のマス目に記入して提出する形式の物も増えています。
しかし未だに主流は紙の物です。特に資格を武器にアピールする場合、履歴書のフォーマットとしてもできるだけ多く資格を書けるものが良いです。
筆者がおすすめする履歴書は資格欄が15以上あるので特に資格をたくさん持っている方、資格の多さが物を言う業界ではこの履歴書を使用するのがおすすめです。
また、資格以外の箇所の具体的な書き方も含めて、3年目のベンチャー転職.com様のサイトで紹介されているので、そちらもあわせて参考にしていただければと思います。
転職エージェントに登録を
転職を考えている場合、資格も大事ですが多くの求人とマッチングするサイトに登録して自分を見つけて貰わなければそもそも内定にこぎつけません。
転職サイトやエージェントに登録すると企業側が特定資格で検索をかけ、プロフィール欄に登録されている資格を参照してオファーを送ってくれるといったシチュエーションもざらにあります。
また、こちらから特定資格を持つ求人を探すことも可能で、持っている資格が有利に働くような求人をピンポイント狙い撃ちすることもできます。
いずれにしても資格を取ったところでそれをアピールできる場や見つけてもらう場に自分を出していかなければ陳腐化してしまうので転職を考えている場合は資格を取っただけで満足せず、エージェントに登録することを強くおすすめします。
特に登録しておくと良いエージェントを複数紹介します!

Doda
種類 | 転職サイト・転職エージェント |
案件数 | 公開7万件 |
利用者層 | 20~40代 |
案件傾向 | 営業・エンジニア |
公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。
取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!
筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。
MS-Japan
種類 | 転職エージェント |
案件 | 4,500件 |
利用者層 | 30~40代 |
案件傾向 | 管理職・士業 |
MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。
キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。
目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。
ネオキャリア
種類 | 転職エージェント |
案件 | 5,000件 |
利用者層 | 20代 |
案件傾向 | 事務・営業 |
一人当たりのサポート時間が10時間越えと手厚く、ブラック企業を徹底排除の優良案件に絞った案件ばかりで安心できるのはこのネオキャリアになります。
万が一不採用だった場合はその原因もしっかり教えてもらえるのですぐに改善することが可能でさらに対象者としては大卒だけでなく大学中退や高卒、中卒の方にもポイントを当てているので学歴で今まではじかれてしまった経験があっても安心です。
需要の高い資格をアピール
資格の中でも需要こそあるもののその集団の中で所持している人が皆無の資格を持っていると相手の興味を引きやすく、いい結果につながりやすいです。
例えばセキュリティ関連の資格であれば、ITが発達した今日において需要が無いわけがなく、それでいて人不足も謳われているためどこへ行っても引く手あまたです。
TOEICも高得点であれば、少子高齢化が進み今後グローバル化が避けられない日本において役に立つことは自明なため大きな武器になります。
これらの汎用性の高い資格をもち、その資格を保持している人があまりいないところに行けばかなりの確率で良い結果につながりますよ!
まとめ
今回は履歴書に資格を書く上での書き方や、どういった資格を書くべきかと言った点をまとめさせていただきました。
この記事を読んでいる方は新しい一歩を踏み出そうと意気込んでいる方が多いと思うので、戦略を立てたうえで良い結果を勝ち取っていただきたく思います。


簿記とFP、情報処理技術者試験を多数保有。現在は宅建士と診断士に挑戦中!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません