タックマンモデル|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問52

出典:令和7年秋期 午前 問52 分野:プロジェクトマネジメント(中分類) / プロジェクトの資源
チームの発展段階を五つに区分したタックマンモデルによれば,メンバーの異なる考え方や価値観が明確になり,メンバーがそれぞれの意見を主張し合う段階はどれか。
  • ア:安定期(Norming)
  • イ:遂行期(Performing)
  • ウ:成立期(Forming)
  • エ:動乱期(Storming)
応用情報技術者
解説

タックマンモデルは、チームができてから成果を出し、最後に解散するまでの流れを5段階で表したモデルです。

タックマンモデル

チームは、最初からうまく機能するわけではありません。メンバー同士が様子を見たり、意見がぶつかったりしながら、少しずつ信頼関係や役割分担ができていきます。

段階 状態 リーダーの対応
成立期 チームができたばかりで、メンバー同士が様子を見ている 目的、役割、進め方を明確に伝える
動乱期 意見の違いや役割への不満から、対立や混乱が起きやすい 意見を整理し、対立を放置せず調整する
安定期 役割やルールが定まり、共通目標に向かって協力し始める チーム内の協力を促し、目標への意識を高める
遂行期 信頼関係ができ、チームとして高い成果を出せる メンバーに任せつつ、必要な支援を行う
解散期 目的を達成し、プロジェクトやチームが終了する 成果を振り返り、学びや感謝を共有する

特に重要なのは、動乱期です。意見の衝突があると「チームがうまくいっていない」と感じやすいですが、タックマンモデルでは、これはチームが成長する過程の一部と考えます。

リーダーは、各段階に応じて関わり方を変える必要があります。成立期には方向性を示し、動乱期には対立を調整し、安定期以降はメンバーが力を発揮しやすい環境を整えます。

つまりタックマンモデルは、「チームは、形成、対立、安定、成果、解散という流れで成長する」と整理したモデルです。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:安定期(Norming)
⇒安定期は、メンバー間の対立が落ち着き、役割分担やルールが共有され、協力関係が形成される段階です。意見の衝突が表面化する段階ではありません。
イ:遂行期(Performing)
⇒遂行期は、チームが高い自律性と協力関係をもち、目標達成に向けて効率的に活動できる段階です。メンバー同士の対立が中心となる段階ではありません。
ウ:成立期(Forming)
⇒成立期は、チームが結成された直後で、メンバーが互いを探りながら、目的や役割を確認する段階です。まだ意見の対立が本格的に表面化していない点が、動乱期との違いです。
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まず押さえたいこと

タックマンモデルの動乱期は、メンバー同士の考え方や価値観の違いが表面化し、意見の衝突や役割を巡る対立が起こりやすい段階です。違いが明確になり、主張がぶつかる段階と押さえましょう。

迷ったときの判断軸

成立期は顔合わせや関係づくりの初期、安定期は役割やルールが定まり協力関係が生まれる段階、遂行期はチームが高い成果を上げる段階です。「意見を主張し合う」「対立が起こる」という表現があれば、動乱期と判断します。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験合格を目指す方は、動乱期を避けるべき失敗ではなく、チームが成熟する途中で起こる自然な段階として理解しておくと有効です。リーダーが対話を促し、目的や役割を整理する場面につながります。