[宅地建物取引士]不動産以外での活躍の場は?意外なところで役に立つ?

2021年4月11日

努力の末宅建士になったものの

カズ
カズ
やっぱり不動産以外の業界で働きたい!
ラク
ラク
でもそうすると宅建士の資格が無駄になるよな~・・・

と、なかなか不動産業界から踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

宅建試験は実は不動産業界以外でも活躍できる場所は多いです。

この記事では具体的にどのような業界で宅建士が活きてくるかを解説します。

不動産以外で宅建士が活きる業界とは?

具体的に不動産業界以外で宅建士が活きる業界を見てみましょう。

金融業界

不動産を除いてまず先に求人数が多い業界としては金融業界が挙げられます。

金融業界はお金の流れが多いので、簿記やFPといった会計に関する資格の方が重要だと感じる方も多いかと思います。

しかし不動産を扱うことも多い関係から、宅建資格を必要とする企業が増えつつあるのです。

銀行や証券会社で新入社員に推奨資格として宅建を受験させたり、昇進資格の条件として宅建が抜擢されることも多々あります

ラク
ラク
特に銀行は資格の有無がそのまま昇進に関わるけど、そこに宅建が入ってるんだな

銀行で多額の融資や個人ローンといった貸付を行う際、万が一返済が滞ってしまう場合銀行は大きなリスクを負うことになります。

債務者に返済能力が無いと判断した場合は債権を回収しなければいけませんが、その際金融機関では契約時の担保として土地や建物に抵当権を設定します。

チョロ
チョロ
抵当権って何でチュか?
キュー
キュー
家に抵当権を設定していれば借金が払えなくなった時家を引き渡して返済する取り決めみたいなもんやな

この抵当権が絡む契約を進めるにあたって、土地や建物の取引に関する専門家の宅建士の存在は必要不可欠と言えるでしょう。

建築業界

不動産業界と相性が良い業界に建築業界があります。

建築業界でも自分たちで用地売買や交渉をすることがあり、宅建士の知識が活きてくることは間違いないでしょう。

建物を建てる土地を購入するにあたって、宅建士が介入することは必要不可欠です。

カズ
カズ
地域ごとに、どういった建物が建てられてどういった建物は逆に建てられないとかも分かるしね

一般企業

最近では一般企業でも不動産投資をする企業が増えてきています。

ラク
ラク
古くなって使わなくなった社宅をリフォームして賃貸住宅にしたりとか聞くよな

また、工業系の会社であれば工場を建てる際にどの地域に建てて良いかといった判断も宅建士でがっつり学ぶ都市計画法を知っているかどうかで変わってきます。

一般企業となると一気に就職先の選択肢も増えるので宅建士の資格がいかにオールマイティか分かりますね

カズ
カズ
年間20万人が受験するだけあるね!
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宅建士が不動産業界以外に就職するメリット

宅建士が不動産以外の業界に就職するメリットをあらためて確認してみましょう。

ユニークな存在になれる

まず、宅建士の資格ですが不動産業界では持っていて当たり前な部分があります。

そのためその集団の中では相対的に資格の価値は薄れてしまいますよね。

一方、不動産業界以外ではなかなか持っている人がいないと予想されます。

そのため、非不動産業界で勤めていて土地や宅地に関する相談をしたいと思った時は「宅建資格を持ってるあいつにまず聞いてみよう」となります

例えば同僚が新しく家を買う、社内で新しく事務所を建てると言った時に専門性を発揮できるでしょう。

カズ
カズ
一気に社内での信頼度アップだね!

不動産業界以外でも資格手当が出ることも

宅建士は不動産業界において資格手当が高く出ることで有名です。

一方、不動産業界以外の企業でも特に大手企業では資格を優遇する傾向にあり、知名度が高い宅建士は高確率でそのリストの中に組み込まれていることでしょう。

非不動産業界の場合の宅建士の手当ては月1万円くらいで、多少不動産業界より劣りますがそれでも十分大きいですね!

ラク
ラク
行きたい会社に資格手当や補助があるか気になる場合はまず採用担当者や転職エージェントに確認してみよう!

ダブルライセンスも狙える

非不動産業界という事は、宅建以外での専門性や資格が求められることになります。

例えば金融業界であれば簿記やFP、IT業界であれば情報処理技術者試験などですね。

それらの専門資格を就職後に取得し、宅建士と組合せてダブルライセンスを狙うことも可能です。

ダブルライセンスを持っていると業務の幅も広がるのでよりユニークな存在となれる事でしょう。

参考までに宅建士と相性の良い資格について、以下の記事でまとめているのであわせてご覧ください。

宅建士が不動産業界以外で就職するために

宅建士が不動産業界以外に就職することのメリットについて触れました。

中には早く不動産業界以外で働きたいと思っている方もいると思うので、どうすれば不動産業界以外で就職できるかについても少し触れてみたいと思います。

行動は早いに越したことは無い

今まで不動産業界にいた方が不動産業界以外で就職するという事は、未経験者として転職することになります。

業界が変わるとルールや制度が全く違うことも多く、転職活動がなかなかうまくいかないリスクもあります。

未経験者の場合特に若さが求められるので行動は早いに越したことありません

カズ
カズ
一番若いのは”今”でしょ!

新しい業界の事はしっかり勉強しよう

すこし矛盾するようですが、興味がある、新しく挑戦する業界の事はしっかり勉強しておかなければいけません。

面接でも未経験で新しい業界に挑戦する場合、必ずと言ってよいほど理由は聞かれます。

そこで不動産業界が嫌だったから・・・のような逃げの理由しか思い浮かばなければ結果は言うまでもありませんね。

その業界が良い理由、感じている魅力などをしっかり伝えられるように、勉強して準備しておいてください

カズ
カズ
行きたい会社の事もあわせて調べておこう!

転職エージェントへの登録は必須

未経験で挑戦するという事は業界の情報もコネももちろんないわけで、その場合は転職エージェントの活用も必須と言えるでしょう。

転職エージェントでは自分の働きたい条件とマッチした求人を紹介してくれます。

また、履歴書の添削や面接練習、SPI対策を丁寧に施してくれるところも増えています。それでいて基本的にどこも無料で利用できるので活用しない手は無いですね。

特に以下のエージェントは求人数も多くおすすめです。

Doda

種類 転職サイト・転職エージェント
案件数 公開7万件
利用者層 20~40代
案件傾向 営業・エンジニア

公開されている取り扱い案件数は6~7万程とされていますが、非公開案件が非常に多く魅力的なのがDodaです。

取扱い職種も多く、求人の幅も非常に広いので必ずご自身の持つスキルや資格とマッチする求人が見つかると断言します!

筆者自身もお世話になったことがありますが、エージェントの方がスキルや経歴を加味してオススメの案件をいくつもメールで送ってくれるため、マッチングしやすく求職に割くリソースも最小限で済みます。

MS-Japan

種類 転職エージェント
案件 4,500件
利用者層 30~40代
案件傾向 管理職・士業

MS-Japanは管理部門特化型のエージェントで、大手上場企業や外資系企業、優良ベンチャー企業の求人が多く、税理士や会計士といった資格職の求人ももちろん多くなっています。

キャリアアップを考えている方、さらに大手への転職を考えている方はまずこちらに登録しておくのがベストです。

目的が絞られている分好みの求人と合致する可能性も高く、そこまで大きな転職エージェントではないためサポートも手厚く、内定までの時間が断然早いです。

ネオキャリア

種類 転職エージェント
案件 5,000件
利用者層 20代
案件傾向 事務・営業

一人当たりのサポート時間が10時間越えと手厚く、ブラック企業を徹底排除の優良案件に絞った案件ばかりで安心できるのはこのネオキャリアになります。

万が一不採用だった場合はその原因もしっかり教えてもらえるのですぐに改善することが可能でさらに対象者としては大卒だけでなく大学中退や高卒、中卒の方にもポイントを当てているので学歴で今まではじかれてしまった経験があっても安心です。

宅建士が不動産業界以外で活躍する方法まとめ

今回は宅建士が不動産業界以外で活躍できる業界や方法についてまとめました。

宅建士=不動産のイメージが強い方もいらっしゃる事かと思いますが、視野を広げてみると意外な場面でも宅建士の資格は活きてきます。

結果的に不動産から出た方が給料が上がった、精神的ゆとりが出たという声も聞くので、不動産業界に拘らず一度色んな業界を見てみてください!

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