フェールオーバ

2024年4月22日

フェールオーバ(Failover)は、稼働中のシステムが問題を起こして停止した場合に、自動で待機システムに切り替えるシステムです。

フェールオーバとは

フェールオーバ

フェールオーバは現用機器で異常事態が起きた時に、自動で待機系システムに切り替える機能です。

システムの可用性を高める冗長化の一つです。フェールオーバとは逆に、手動で切り替えるシステムをスイッチオーバと呼びます。

フェールオーバの例

フェールオーバの例を確認しておきましょう。

フェールオーバの例
  • 監視カメラを複数台用意し、メイン機器が壊れたら自動で切り替える
  • サーバがトラブルで停止した際、ホットスタンバイの予備機に自動で切り替える など
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フェールオーバの関連語

フェールオーバの関連語を確認しておきましょう。

フェールバック

フェールバックとは、フェールオーバによってシステムを切り替え問題が解決した後、現行機に切り戻す仕組みです。

フェールソフト

フェールソフトは、故障・障害の被害を最小限に抑えるために、機能を縮小しながら稼働を続ける仕組みのことです。

非常電源設備により、停電時でも重要機器が稼働する仕組みなどが該当します。

フォールトトレランス

フォールトトレランスは、故障や障害が発生しても正常な状態を維持する仕組みのことで「耐障害性」とも訳されます。

2箇所のデータセンタで情報を同期しておき、片方が被災しても問題なくデータを利用できるような仕組みが該当します。

フェールオーバまとめ

フェールオーバは冗長化のため、現行機に支障がでたときに自動で切り替える仕組みです。

問題解決後に切り戻しを行うフェールバックとセットで覚えておきましょう。

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Posted by 佐野 孝矩