雇用形態別の雇用者数の推移|中小企業診断士試験 令和7年第1次試験 問2
出典:令和7年度 第1次試験問題 経済学・経済政策 第2問
分野:経済学・経済政策 / 経済指標の見方や読み方
下図は、近年の日本における男女別・雇用形態別の雇用者数の推移を示している。図中のa~cに該当する項目の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。


- ア:a:男性、非正規雇用労働者 b:女性、正規雇用労働者 c:女性、非正規雇用労働者
- イ:a:女性、正規雇用労働者 b:男性、非正規雇用労働者 c:女性、非正規雇用労働者
- ウ:a:女性、正規雇用労働者 b:女性、非正規雇用労働者 c:男性、非正規雇用労働者
- エ:a:女性、非正規雇用労働者 b:男性、非正規雇用労働者 c:女性、正規雇用労働者
- オ:a:女性、非正規雇用労働者 b:女性、正規雇用労働者 c:男性、非正規雇用労働者
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まず押さえたいこと
図表問題では、細かな人数を覚えるより、雇用形態ごとの大まかな水準と推移を押さえることが重要です。男性の正規雇用労働者は最も人数が多く、女性の非正規雇用労働者はそれに次ぐ水準で推移しやすいです。一方、男性の非正規雇用労働者は相対的に少ない水準にあります。
迷ったときの判断軸
まず、最上位で安定している線は男性の正規雇用労働者と判断します。次に、女性については、非正規雇用労働者の人数が長く正規雇用労働者を上回ってきた点がポイントです。ただし近年は女性の正規雇用労働者も増加しているため、「女性正規は増えているが、女性非正規も高水準」と整理すると、選択肢を絞りやすくなります。
2次試験につなげるために
この論点は経済学・経済政策に近い統計知識であり、2次試験に無理につなげるより、1次試験対策として割り切って整理することが重要です。図表を読むときは、「誰の」「どの雇用形態が」「どの水準にあるか」を順番に確認し、細かな数値よりも線の位置関係と変化の方向で判断しましょう。
この問題では、男女別・雇用形態別の雇用者数の水準と推移を、図から読み取る力が問われています。
図中には、すでに「男性、正規雇用労働者」が点線で示されています。これは約2,300万~2,400万人台で推移しており、最も人数が多い項目です。
残るa~cを見ると、aは1,400万人台で、女性の非正規雇用労働者に該当します。女性はパートタイム労働者などを含む非正規雇用の人数が多いため、男性の非正規雇用労働者より高い水準になります。
bは1,200万人台まで増加しており、女性の正規雇用労働者に該当します。近年、女性の正規雇用は増加傾向にあります。
cは600万~700万人台で推移しており、男性の非正規雇用労働者に該当します。
したがって、オが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:a:男性、非正規雇用労働者 b:女性、正規雇用労働者 c:女性、非正規雇用労働者
⇒aとcの対応が誤りです。男性の非正規雇用労働者は、女性の非正規雇用労働者より人数が少ないため、cに該当します。
イ:a:女性、正規雇用労働者 b:男性、非正規雇用労働者 c:女性、非正規雇用労働者
⇒a、b、cの対応がいずれも誤りです。aは女性の非正規雇用労働者、bは女性の正規雇用労働者、cは男性の非正規雇用労働者です。
ウ:a:女性、正規雇用労働者 b:女性、非正規雇用労働者 c:男性、非正規雇用労働者
⇒cは正しいですが、aとbが逆です。人数の水準を見ると、女性の非正規雇用労働者の方が女性の正規雇用労働者より多いため、aが女性の非正規雇用労働者、bが女性の正規雇用労働者です。
エ:a:女性、非正規雇用労働者 b:男性、非正規雇用労働者 c:女性、正規雇用労働者
⇒aは正しいですが、bとcが誤りです。男性の非正規雇用労働者は最も低い水準のcに該当し、女性の正規雇用労働者は増加傾向にあるbに該当します。