NISA|FP3級 2026年5月 学科試験 問44

出典:FP技能検定3級 学科試験(2026年5月公表分) 問44 分野:金融資産運用 / 金融商品と税金
NISAの「成長投資枠」や「つみたて投資枠」を利用して購入した株式投資信託等の非課税保有期間は、( )である。
  • ア:最長で5年間
  • イ:最長で20年間
  • ウ:無期限(制限なし)
解説

この問題では、NISAの非課税保有期間が問われています。

NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」があり、これらの枠を利用して購入した株式投資信託等から生じる配当金・分配金や譲渡益は、一定の範囲で非課税となります。

現行のNISAでは、非課税保有期間は無期限です。旧制度の一般NISAは最長5年間、つみたてNISAは最長20年間でしたが、現行制度では期間制限がない点を押さえます。

項目 つみたて投資枠 成長投資枠
対象年齢 18歳以上 18歳以上
非課税期間 無期限 無期限
年間非課税投資枠 120万円 240万円
非課税枠上限 1,800万円の内数 1,800万円の内数。ただし、成長投資枠は1,200万円まで
対象商品 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 上場株式・投資信託など。ただし、整理・監理銘柄や一部の投資信託などは対象外
両制度の併用 可能 可能
損失の取り扱い 損益通算・損失の繰越控除はできない 損益通算・損失の繰越控除はできない

NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できます。年間では、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の合計360万円まで投資できます。

非課税で保有できる上限は全体で1,800万円です。そのうち、成長投資枠として使えるのは1,200万円までと押さえると分かりやすいです。

なお、NISA口座で損失が出ても、課税口座の利益との損益通算や損失の繰越控除はできません。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:最長で5年間
⇒最長5年間は、旧制度の一般NISAの非課税保有期間です。現行のNISAでは、非課税保有期間は無期限です。
イ:最長で20年間
⇒最長20年間は、旧制度のつみたてNISAの非課税保有期間です。現行のNISAでは、非課税保有期間は無期限です。
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まず押さえたいこと

新NISAでは、「成長投資枠」や「つみたて投資枠」で購入した株式投資信託等の非課税保有期間は無期限です。旧制度のように、一般NISAは5年、つみたてNISAは20年という期間制限で考えないようにしましょう。

迷ったときの判断軸

NISAの制度改正では、「非課税保有期間が無期限になった」ことが大きなポイントです。選択肢に5年や20年があると旧制度を思い出して迷いやすいですが、新NISAでは成長投資枠もつみたて投資枠も、非課税保有期間に制限はないと整理します。

実技試験につなげるために

実技試験では、資産形成の相談でNISAの特徴を問われることがあります。非課税保有期間が無期限であるため、短期売買よりも長期の資産形成に向いた制度として押さえておくと、提案内容を判断しやすくなります。