MIME base64を用いたエンコーディング|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 春期午前試験 問34
出典:令和7年春期 午前 問34
分野:ネットワーク / ネットワーク応用
30kバイトのJPEGファイルを電子メールに添付するとき,実際の転送データはおよそ何kバイトになるか。ここで,添付ファイルはMIME base64を用いてエンコーディングされるものとする。
- ア:20
- イ:30
- ウ:40
- エ:60
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
MIME base64では、元データの3バイトを4文字のデータに変換するため、添付後のデータ量は元のファイルサイズより増えます。類題では、元データ量に対しておよそ4 / 3倍になると考えるのが基本です。
迷ったときの判断軸
base64は圧縮ではなくバイナリデータを文字データとして扱える形に変換する方式なので、サイズは小さくならず増加します。「3 → 4」という対応を覚えておくと、元サイズから転送サイズを概算しやすくなります。
科目Bにつなげるために
特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、base64によるサイズ増加をメール転送量やAPI通信量、ネットワーク帯域の見積りに結び付けましょう。データ形式の変換によって通信量が増えることを考慮する視点が重要です。

base64は、画像や添付ファイルなどのバイナリデータを、英数字や記号だけで表せるように変換するエンコード方式です。
電子メールなど、もともとASCII文字を中心に扱う仕組みでは、そのままでは画像や日本語などのデータを扱いにくい場合があります。そこでbase64を使い、データを文字列として安全に送れる形に変換します。
base64では、元データをいったんビット列に直し、それを6ビットずつ区切ります。そして、それぞれの6ビットを64種類の文字のどれかに対応させます。
たとえば、文字列「JPEG」をbase64に変換すると、次のような流れになります。
変換結果の例として、「JPEG」は「SlBFRw==」のような文字列になります。
注意点は、base64にするとデータ量が増えることです。元データは6ビット単位で扱われますが、変換後は1文字8ビットとして扱われるため、データ量はおおよそ 8 ÷ 6 = 4 / 3 倍になります。
したがって、元データが30kバイトの場合、base64エンコード後のデータ量は 30 × 4 / 3 = 40kバイト になります。
つまりbase64は、「画像やファイルなどのデータを、メールやWebで扱いやすい文字列に変換する方式」と考えると分かりやすいです。
したがって、ウが適切です。