LPWAの特徴|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問73

出典:令和7年秋期 午前 問73 分野:ビジネスインダストリ / 民生機器
IoTで活用されているLPWAの特徴として,適切なものはどれか。
  • ア:GHz帯を使う近距離無線通信であり,4K,8Kの映像などの大容量のデータを高速伝送することに適している。
  • イ:電力線を通信に使う有線通信技術であり,スマートメーターの自動検針などに適している。
  • ウ:一つの基地局で広範囲をカバーできる低消費電力の無線通信技術であり,複数の機器がつながるネットワークに適している。
  • エ:有線のシリアル通信であり,同じ基板上の回路及びLSI間の通信に適している。
応用情報技術者
解説

LPWAは、Low Power Wide Areaの略で、低消費電力で広範囲の通信を実現する無線通信技術です。

通信速度や1回に送信できるデータ量は大きくありませんが、少ない電力で長期間動作でき、一つの基地局で広い範囲をカバーできます。そのため、センサーやスマートメーターなど、多数のIoT機器を接続する用途に適しています。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:GHz帯を使う近距離無線通信であり,4K,8Kの映像などの大容量のデータを高速伝送することに適している。
⇒Wi-Fiなどの高速無線通信に近い説明です。LPWAは大容量データの高速伝送ではなく、少量データを低消費電力で広範囲に送る用途に向いています。
イ:電力線を通信に使う有線通信技術であり,スマートメーターの自動検針などに適している。
⇒PLCの説明です。既存の電力線を通信回線として利用する有線通信技術であり、無線通信であるLPWAとは異なります。
エ:有線のシリアル通信であり,同じ基板上の回路及びLSI間の通信に適している。
⇒I2CやSPIなどのシリアル通信に関する説明です。主に基板上の部品間通信に用いられ、広範囲のIoT通信を目的とするLPWAとは異なります。
TSUNAGARU-ADVICE

まず押さえたいこと

LPWAは、少ない電力で長距離通信を行うことを重視した無線通信技術です。1回に送るデータ量は小さい一方で、広い範囲にある多数のセンサーや機器を接続しやすいため、低消費電力・広域・多数接続が特徴です。

迷ったときの判断軸

4K・8K映像のような大容量通信には高速無線通信が向いており、LPWAは適しません。電力線を使うのはPLC、有線のシリアル通信は基板内通信などの説明です。「広範囲をカバー」「低消費電力」「多数の機器」という表現に注目しましょう。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、LPWAをIoT機器の要件に応じて通信方式を選ぶための選択肢として理解しておくと有効です。通信距離・データ量・消費電力・設置台数のバランスを考える問題につながります。