MES(Manufacturing Execution System)|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問71

出典:令和7年秋期 午前 問71 分野:ビジネスインダストリ / エンジニアリングシステム
生産事業所のシステムを,生産計画などの計画層,各指示や工程管理・製造管理などの実行層,機械・機器の制御を行う制御層の三つの層に大きく分けたとき,MESが運用される層はどれか。
  • ア:計画層
  • イ:実行層
  • ウ:制御層
  • エ:計画層・実行層・制御層
応用情報技術者
解説

MESは、Manufacturing Execution Systemの略で、日本語では製造実行システムと呼ばれます。

MESは、生産計画に基づいて、作業指示・進捗管理・工程管理・品質管理・実績収集などを行うシステムです。そのため、計画を立てる計画層と、機械を直接動かす制御層の中間に位置する実行層で運用されます。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:計画層
⇒計画層では、生産計画や資材所要量計画などを扱います。ERPや生産計画システムが中心であり、MESの主な運用層ではありません。
ウ:制御層
⇒制御層では、PLCや各種制御装置によって、機械・設備を直接制御します。MESは設備を直接制御するのではなく、製造現場の実行状況を管理します。
エ:計画層・実行層・制御層
⇒MESは三つの層すべてで運用されるのではなく、主に実行層で運用されます。計画層や制御層とは連携しますが、役割は区別されます。
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まず押さえたいこと

MESは、製造現場で作業指示・進捗管理・工程管理・実績収集などを行うシステムです。生産計画を立てる上位層と、設備を直接制御する下位層の間で、製造を実行・管理する層に位置します。

迷ったときの判断軸

計画層では生産計画や資源計画を扱い、制御層ではPLCなどが機械・設備を直接動かします。MESは、計画を現場の作業へ落とし込み、進捗や品質、実績を管理するため、「指示」「工程管理」「製造管理」という表現に注目しましょう。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、ERPや生産計画システム、MES、設備制御の役割分担を階層で整理しておくと有効です。製造システムの構成図やデータ連携を読み取る問題につながります。