マーケティングの4Pと4C|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問67

出典:令和7年秋期 午前 問67 分野:経営戦略マネジメント / マーケティング
売手側でのマーケティング要素4Pは,買手側での要素4Cに対応するという考え方がある。4Pの一つであるプロモーションに対応する4Cの構成要素はどれか。
  • ア:顧客価値(Customer Value)
  • イ:顧客コスト(Customer Cost)
  • ウ:コミュニケーション(Communication)
  • エ:利便性(Convenience)
応用情報技術者
解説

マーケティングの4Pは、売手側が「どのように商品やサービスを売るか」を考えるための要素です。一方、4Cは、買手側が「その商品やサービスをどう感じるか」を考えるための要素です。

同じマーケティングでも、4Pは企業側の視点、4Cは顧客側の視点で整理する点が異なります。

売手側の4P 意味 対応する買手側の4C 顧客側の見方
Product 製品、サービス、品質 Customer value 顧客にとってどのような価値があるか
Price 価格、割引、コストパフォーマンス Customer cost 顧客が負担する費用や手間はどれくらいか
Place 流通、立地、販売場所、品ぞろえ Convenience 顧客にとって買いやすいか、利用しやすいか
Promotion 販売促進、宣伝、広告 Communication 顧客と適切に情報交換や対話ができているか

Productは、企業側から見ると「何を売るか」ですが、顧客側から見ると「どんな価値を得られるか」になります。

Priceは、企業側から見ると「いくらで売るか」ですが、顧客側から見ると「支払うお金や手間に見合うか」になります。

Placeは、企業側から見ると「どこで売るか」ですが、顧客側から見ると「買いやすいか、利用しやすいか」になります。

Promotionは、企業側から見ると「どう宣伝するか」ですが、顧客側から見ると「必要な情報が届き、企業と対話できるか」になります。

したがって、4PのPromotionに対応する4Cは、Communicationです。

つまり、4Pは「売る側の打ち手」、4Cは「買う側の受け止め方」と考えると分かりやすいです。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:顧客価値(Customer Value)
⇒顧客価値は、4Pの製品に対応します。企業が何を売るかではなく、顧客にどのような価値を提供するかという視点です。
イ:顧客コスト(Customer Cost)
⇒顧客コストは、4Pの価格に対応します。購入価格だけでなく、時間や手間など、顧客が負担する総合的なコストを捉えます。
エ:利便性(Convenience)
⇒利便性は、4Pの流通に対応します。顧客が商品やサービスを入手しやすいかという視点です。
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まず押さえたいこと

売手側の4Pと買手側の4Cは、視点を売手から顧客へ置き換えて対応させます。プロモーションは、企業が一方的に伝える活動ではなく、顧客との双方向のやり取りとして捉えるため、コミュニケーションに対応します。

迷ったときの判断軸

製品は顧客価値、価格は顧客コスト、流通は利便性、プロモーションはコミュニケーションに対応します。4Pの用語をそのまま覚えるのではなく、顧客から見た意味に言い換えると整理しやすくなります。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験合格を目指す方は、マーケティング施策を企業側の都合だけでなく、顧客価値・負担・利便性・対話の観点から評価する視点を押さえておくと有効です。事業戦略やサービス企画の問題につながります。