エラー埋込み法|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問48

出典:令和7年秋期 午前 問48 分野:システム開発技術 / 実装・構築
エラー埋込み法を用いて残存エラー数を推定する。当初の埋込みエラーは48個である。テスト期間中に発見されたエラーの内訳は,埋込みエラーが36個,真のエラーが42個である。このとき,残存する真のエラーは何個と推定されるか。
  • ア:6
  • イ:14
  • ウ:54
  • エ:56
解説

エラー埋込み法では、意図的に埋め込んだエラーの発見率が、真のエラーの発見率と同じであると仮定して、真のエラーの総数を推定します。

埋込みエラー48個のうち、36個が発見されているので、エラーの発見率は次のようになります。

36 ÷ 48 = 0.75

真のエラーも75%が発見されたと考えると、真のエラーの推定総数は次のようになります。

42 ÷ 0.75 = 56個

このうち42個は既に発見されているので、残存する真のエラーは次のようになります。

56 − 42 = 14個

したがって、イが適切です。

TSUNAGARU-ADVICE

まず押さえたいこと

エラー埋込み法では、あらかじめ意図的に埋め込んだエラーと、実際に存在する真のエラーが同じ割合で発見されると仮定して、未発見の真のエラー数を推定します。まず埋込みエラーの発見率を求め、その発見率を真のエラーにも当てはめて考えるのが基本です。

迷ったときの判断軸

埋込みエラーについては、全体に対して何割発見できたかを見る必要があります。その割合から真のエラー全体数を逆算し、すでに発見済みの真のエラーを差し引いて残存数を求める流れです。発見数そのもの同士を直接比例させないように注意しましょう。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験合格を目指す方は、この考え方をテスト終了判断や残存欠陥の推定、品質評価に結び付けましょう。検出率を使って未知の欠陥数を見積もる視点は、ソフトウェア品質管理の事例問題にもつながります。