インスタンス間の関係を表現する図|科目A-1 令和7年 秋期午前試験 問47
出典:令和7年秋期 午前 問47
分野:システム開発技術 / システム要件定義・ソフトウェア要件定義
UMLのダイアグラムのうち,インスタンス間の関係を表現するものはどれか。
- ア:アクティビティ図
- イ:オブジェクト図
- ウ:コンポーネント図
- エ:ユースケース図
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
オブジェクト図は、ある時点に存在するオブジェクト、つまりクラスから生成されたインスタンスと、その間の関係を表す図です。クラスの設計ではなく、具体的なインスタンスの状態を示す点を押さえましょう。
迷ったときの判断軸
アクティビティ図は処理の流れ、コンポーネント図はソフトウェア部品の構成、ユースケース図は利用者とシステム機能の関係を表します。「インスタンス間の関係」という表現が出たら、オブジェクト図を選ぶと判断しやすくなります。
科目Bにつなげるために
特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、UMLを図の名称だけで覚えず、構造、振る舞い、利用者視点のどれを表す図なのかで整理しておくと有効です。科目Bでは、設計資料やモデル図からシステムの状態や関係を読み取る力につながります。
オブジェクト図は、ある時点におけるオブジェクト、つまりクラスから生成されたインスタンスと、それらの間の関係を表すUMLのダイアグラムです。
クラス図がクラス同士の一般的な構造や関係を表すのに対し、オブジェクト図は具体的なインスタンス同士がどのようにつながっているかを表します。
したがって、イが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:アクティビティ図
⇒アクティビティ図は、業務や処理の流れを表すダイアグラムです。処理の開始・分岐・並行処理・終了などを表現するものであり、インスタンス間の関係を表すものではありません。
ウ:コンポーネント図
⇒コンポーネント図は、ソフトウェアを構成するコンポーネントと、それらの依存関係やインタフェースを表します。具体的なインスタンス同士の関係を表すダイアグラムではありません。
エ:ユースケース図
⇒ユースケース図は、利用者などのアクターと、システムが提供する機能との関係を表します。システムの利用目的や機能範囲を整理するためのものであり、インスタンス間の関係を表すものではありません。