クラスD|科目A-1(応用情報技術者) 令和6年 秋期午前試験 問35

出典:令和6年秋期 午前 問35 分野:ネットワーク / 通信プロトコル
クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。
  • ア:端末数が250台程度までの比較的小規模なホストアドレスを割り振る。
  • イ:端末数が65,000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る。
  • ウ:プライベートアドレスを割り振る。
  • エ:マルチキャストアドレスを割り振る。
応用情報技術者
解説

IPv4のクラスDアドレスは、複数の端末に対して同じデータを一斉に送信するマルチキャスト通信で使用されます。

クラスA~Cは主にホストへ割り当てるアドレスとして使われるのに対して、クラスDは特定のグループを宛先とするマルチキャスト用のアドレスです。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:端末数が250台程度までの比較的小規模なホストアドレスを割り振る。
⇒旧来のクラスフルアドレスでは、比較的小規模なネットワークにはクラスCが用いられます。クラスDではありません。
イ:端末数が65,000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る。
⇒旧来のクラスフルアドレスでは、中規模なネットワークにはクラスBが用いられます。クラスDではありません。
ウ:プライベートアドレスを割り振る。
⇒プライベートIPアドレスは、クラスA~Cのアドレス空間の一部に定められています。クラスDをプライベートアドレスとして使用するわけではありません。
TSUNAGARU-ADVICE

まず押さえたいこと

IPv4のクラスDは、マルチキャスト通信で使用するアドレス範囲です。1台の送信元から、同じグループに参加している複数の受信者へまとめてデータを届ける用途で使われます。

迷ったときの判断軸

クラスA~Cは従来のクラスフル方式でホストアドレスを割り当てるための区分ですが、クラスDは通常のホスト割当て用ではありません。「複数の特定相手へ同時配信する」ならマルチキャストと判断しましょう。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、ユニキャスト・ブロードキャスト・マルチキャストの違いを送信元と受信先の関係で整理しましょう。映像配信やルーティングプロトコルなど、複数ノードへの効率的な配信設計にもつながります。