ICMPの機能|科目A-1(応用情報技術者) 令和6年 秋期午前試験 問34

出典:令和6年秋期 午前 問34 分野:ネットワーク / 通信プロトコル
IPv4ネットワークにおけるICMPの機能として,適切なものはどれか。
  • ア:MACアドレスだけが分かっているときにIPアドレスの解決を可能にする。
  • イ:グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとを相互に変換する。
  • ウ:送信元ホストへ,IPパケットの送信エラー報告などの制御メッセージを通知する。
  • エ:ネットワーク内のIPアドレスを一元管理し,クライアントに動的に割り当てる。
応用情報技術者
解説

ICMP(Internet Control Message Protocol)は、IP通信で発生したエラーやネットワークの状態などを通知するためのプロトコルです。

ICMP

例えば、宛先へパケットを届けられなかった場合に送信元へエラーを通知したり、pingで相手との通信可否を確認したりする際に利用されます。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:MACアドレスだけが分かっているときにIPアドレスの解決を可能にする。
⇒MACアドレスからIPアドレスを求める仕組みはRARPなどに関する説明です。ICMPの機能ではありません。なお、ARPはIPアドレスからMACアドレスを求めます。
イ:グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスとを相互に変換する。
⇒NATの説明です。NATは、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを変換する技術です。
エ:ネットワーク内のIPアドレスを一元管理し,クライアントに動的に割り当てる。
⇒DHCPの説明です。DHCPは、IPアドレスやデフォルトゲートウェイなどのネットワーク設定をクライアントへ自動的に割り当てます。
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まず押さえたいこと

ICMPは、IP通信においてエラー通知や通信状態の確認などの制御メッセージをやり取りするプロトコルです。IPパケットを正常に届けられなかった場合に、その状況を送信元へ通知する用途などで使われます。

迷ったときの判断軸

IPアドレスとMACアドレスの対応付けはARP、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの変換はNAT、IPアドレスの動的割当てはDHCPの役割です。ICMPはデータそのものを運ぶのではなく、IP通信を補助する制御情報を扱うと整理しましょう。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、ICMPをpingやtracerouteなどの疎通確認・経路確認に関係するプロトコルとして理解しましょう。ネットワーク障害の切分けや通信経路の診断にもつながります。