CDN(Content Delivery Network)の説明|情報処理安全確保支援士 シラバス準拠予想問題2 問20

出典:ネットワーク:小分類5|ネットワーク応用 分野:ネットワーク / ネットワーク応用
CDN(Content Delivery Network)の説明として,最も適切なものはどれか。
  • ア:組織内の利用者から外部Webサイトへのアクセスを中継し,アクセス制御,キャッシュ,ログ取得などを行うサーバである。
  • イ:ドメイン名とIPアドレスなどの対応関係を管理し,利用者が名前を用いてサーバにアクセスできるようにする仕組みである。
  • ウ:複数のサーバに対して通信を振り分け,特定のサーバに負荷が集中しないようにする装置又は仕組みである。
  • エ:各地に配置されたキャッシュサーバがオリジンサーバに代わってコンテンツを配信し,Webアクセスの高速化や負荷分散を実現する仕組みである。
解説

CDNは、Content Delivery Networkの略で、各地に配置されたキャッシュサーバを利用して、Webコンテンツを効率よく配信する仕組みです。

利用者がWebサイトにアクセスすると、オリジンサーバではなく、利用者に近いキャッシュサーバから画像・動画・HTML・CSS・JavaScriptなどのコンテンツが配信されます。これにより、応答時間の短縮、オリジンサーバの負荷軽減、アクセス集中時の可用性向上などが期待できます。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:組織内の利用者から外部Webサイトへのアクセスを中継し,アクセス制御,キャッシュ,ログ取得などを行うサーバである。
⇒プロキシサーバの説明です。組織内の利用者から外部Webサイトへのアクセスを中継する仕組みであり、外部利用者に対して各地のキャッシュサーバからコンテンツを配信するCDNとは役割が異なります。
イ:ドメイン名とIPアドレスなどの対応関係を管理し,利用者が名前を用いてサーバにアクセスできるようにする仕組みである。
⇒DNSの説明です。DNSはドメイン名とIPアドレスの対応を管理する名前解決の仕組みです。CDNでもDNSを利用して適切な配信拠点へ誘導することがありますが、CDNそのものはコンテンツ配信を高速化・分散化する仕組みです。
ウ:複数のサーバに対して通信を振り分け,特定のサーバに負荷が集中しないようにする装置又は仕組みである。
⇒ロードバランサの説明です。ロードバランサは複数のサーバに通信を振り分けて負荷分散を行います。CDNも負荷分散に役立ちますが、各地のキャッシュサーバがオリジンサーバに代わってコンテンツを配信する点が中心的な特徴です。
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まず押さえたいこと

CDNは、世界各地や各地域に配置されたキャッシュサーバが、オリジンサーバに代わって画像・動画・HTML・CSS・JavaScriptなどのコンテンツを配信する仕組みです。利用者に近い場所から配信できるため、Webアクセスの高速化やオリジンサーバの負荷軽減につながります。

迷ったときの判断軸

組織内利用者の外部Webアクセスを中継するものはプロキシサーバ、ドメイン名とIPアドレスを対応付けるものはDNS、複数サーバに通信を振り分けるものはロードバランサです。CDNは、各地のキャッシュサーバがコンテンツを代理配信する仕組みと判断しましょう。

科目Bにつなげるために

科目Bでは、Webサイトの可用性向上、アクセス集中対策・DDoS対策・キャッシュ制御・証明書管理などと絡めてCDNが問われることがあります。CDNを使う構成では、利用者・CDN・オリジンサーバの間でどこに通信が届き、どこでキャッシュされるかを読み取る視点を持ちましょう。