アンチパスバック(入退室管理)|情報処理安全確保支援士 シラバス準拠予想問題2 問7

出典:4.1:情報セキュリティ対策の種類 分野:セキュリティ / 情報セキュリティ対策
入退室管理におけるアンチパスバックの説明として,最も適切なものはどれか。
  • ア:一つの扉が閉まるまで次の扉を開かない構造にし,同時に複数人が通過することや不正な通過を物理的に抑止する仕組みである。
  • イ:正規の利用者が認証を受けて入室する際に,認証を受けていない者が後に続いて入室する不正行為である。
  • ウ:機密情報や重要設備を保護するために,入室権限をもつ者だけが入れるように区画された区域である。
  • エ:入室記録がない利用者の退室や,退室記録がない利用者の再入室を制限し,入退室の順序や状態の不整合を防ぐ仕組みである。
解説

アンチパスバックは、入退室管理において、入室と退室の記録の順序が不自然にならないように制御する仕組みです。

例えば、入室記録がない利用者が退室しようとした場合や、退室記録がない利用者が再び入室しようとした場合に通行を制限します。これによって、認証を受けずに共連れで入室したり、カードを他人に渡して不正に入室させたりする行為を防ぎやすくなります。

アンチパスバック

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:一つの扉が閉まるまで次の扉を開かない構造にし,同時に複数人が通過することや不正な通過を物理的に抑止する仕組みである。
⇒インターロックゲートやセキュリティゲートに近い説明です。複数の扉を使って物理的に同時通過や不正通過を抑止する仕組みであり、入退室記録の順序や状態の不整合を防ぐアンチパスバックとは異なります。
イ:正規の利用者が認証を受けて入室する際に,認証を受けていない者が後に続いて入室する不正行為である。
⇒共連れの説明です。アンチパスバックは、このような共連れなどによって入退室記録が不整合になることを防ぐための仕組みですが、不正行為そのものを指す用語ではありません。
ウ:機密情報や重要設備を保護するために,入室権限をもつ者だけが入れるように区画された区域である。
⇒セキュリティ区域や制限区域の説明です。入室権限をもつ者だけが入れるようにする区域を指しており、入室記録と退室記録の整合性を管理するアンチパスバックの説明ではありません。
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まず押さえたいこと

アンチパスバックは、入退室の記録に矛盾が生じないように制御する仕組みです。例えば、入室記録がない人の退室や、退室記録がない人の再入室を制限することで、認証記録と実際の在室状態の不一致を防ぐ点が重要です。

迷ったときの判断軸

一つの扉が閉まるまで次の扉を開かない構造はセキュリティゲートやマントラップ、正規利用者の後に続いて入室する行為は共連れ、入室権限をもつ者だけが入れる区域はセキュリティ区画です。アンチパスバックは、入室と退室の順序を管理する仕組みと判断しましょう。

科目Bにつなげるために

科目Bでは、入退室ログ・認証方式・共連れ防止・サーバ室などの物理的セキュリティ管理が問われることがあります。アンチパスバックでは、単に入室権限があるかだけでなく、現在その人が室内にいる状態として記録されているかを確認する視点を持ちましょう。