システム監査におけるフォローアップの説明|情報処理安全確保支援士 シラバス準拠予想問題Ⅰ 問25

出典:システム監査:小分類1|システム監査 分野:システム監査(中分類) / システム監査(小分類)
システム監査におけるフォローアップの説明として,最も適切なものはどれか。
  • ア:監査計画に基づき,監査対象部門の業務やシステムの運用状況を確認し,監査証拠を収集して評価する活動である。
  • イ:監査報告後に,指摘事項に対して被監査部門が実施した改善措置の状況を確認し,必要に応じて指導又は助言を行う活動である。
  • ウ:本格的な監査に先立って,監査対象の概要,リスク,内部統制の状況などを把握し,監査の重点や範囲を検討する活動である。
  • エ:監査目的を達成するために,質問,閲覧,観察,再実施などの方法を用いて監査証拠を入手するための具体的な手順である。
解説

システム監査におけるフォローアップは、監査報告後に、指摘事項に対して被監査部門が実施した改善措置の状況を確認する活動です。

監査は、問題点を指摘して終わりではありません。指摘事項に対して改善が行われているか、改善内容が十分かを確認し、必要に応じて監査人が指導又は助言を行うことで、監査の実効性を高めます。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:監査計画に基づき,監査対象部門の業務やシステムの運用状況を確認し,監査証拠を収集して評価する活動である。
⇒本監査の説明です。監査計画に基づいて監査証拠を収集・評価する活動であり、監査報告後に改善措置の状況を確認するフォローアップとは実施時点と目的が異なります。
ウ:本格的な監査に先立って,監査対象の概要,リスク,内部統制の状況などを把握し,監査の重点や範囲を検討する活動である。
⇒予備監査の説明です。本監査の前に監査対象の概要やリスクを把握し、監査の重点や範囲を検討する活動であり、監査報告後に改善状況を確認するフォローアップではありません。
エ:監査目的を達成するために,質問,閲覧,観察,再実施などの方法を用いて監査証拠を入手するための具体的な手順である。
⇒監査手続の説明です。監査証拠を入手するための具体的な方法や手順を指し、監査報告後に指摘事項への改善措置を確認するフォローアップとは異なります。
TSUNAGARU-ADVICE

まず押さえたいこと

システム監査におけるフォローアップは、監査報告後に、指摘事項に対して被監査部門が実施した改善措置の状況を確認する活動です。必要に応じて指導又は助言を行い、監査結果が実際の改善につながっているかを確認します。

迷ったときの判断軸

監査対象の運用状況を確認し、監査証拠を収集して評価する活動は本監査です。本格的な監査前に概要やリスクを把握する活動は予備調査、質問や閲覧などで監査証拠を入手する具体的な手順は監査手続です。フォローアップは、監査報告後の改善状況確認と判断しましょう。

科目Bにつなげるために

科目Bでは、監査で指摘された不備に対して、改善計画が作成され、実施され、効果が確認されているかを問われることがあります。監査は報告書を出して終わりではなく、指摘事項が是正され、再発防止につながっているかを確認する視点を持ちましょう。※監査関連試験向け