SASE(Secure Access Service Edge)|情報処理安全確保支援士 シラバス準拠予想問題Ⅰ 問15
出典:1-6:情報セキュリティに関する動向・事例の収集と分析|業界標準,ガイドラインの動向に関する知識 (※要綱の「ネットワークセキュリティ対策」の発展形として)
分野:セキュリティ / 情報セキュリティ対策
SASE(Secure Access Service Edge)の説明として,最も適切なものはどれか。
- ア:クラウドサービスの利用状況を可視化し,利用者,端末,データの状態に基づいてアクセス制御や情報漏えい対策を行う仕組みである。
- イ:SD-WANなどのネットワーク機能と,CASB,ZTNA,SWGなどのセキュリティ機能をクラウドサービスとして統合的に提供するモデルである。
- ウ:ネットワーク機能を含めず,SWG,CASB,ZTNAなどのセキュリティ機能をクラウドサービスとして提供する考え方である。
- エ:エンドポイント,ネットワーク,クラウドなどから得られる検知情報を統合し,脅威の分析や対応を支援する仕組みである。
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
SASEは、SD-WANなどのネットワーク機能と、CASB・ZTNA・SWGなどのセキュリティ機能を、クラウドサービスとして統合的に提供するモデルです。拠点・利用者・クラウドサービスが分散する環境で、ネットワーク接続とセキュリティ対策を一体で提供する点が特徴です。
迷ったときの判断軸
クラウド利用の可視化や制御を中心に行うものはCASBです。ネットワーク機能を含めず、SWG・CASB・ZTNAなどのセキュリティ機能をクラウドで提供する考え方はSSEです。また、複数領域の検知情報を統合して対応を支援するものはXDRです。SASEは、SD-WANなどのネットワーク機能も含めて統合すると判断しましょう。
科目Bにつなげるために
科目Bでは、リモートワーク・複数拠点・SaaS利用・クラウド移行などを前提に、どこで通信を制御し、どこでセキュリティ検査を行うかが問われることがあります。SASEは、利用者や拠点の場所に依存せず、安全なアクセスをクラウド側で統合的に提供する構成として整理しておきましょう。
SASEは、Secure Access Service Edgeの略で、ネットワーク機能とセキュリティ機能をクラウドサービスとして統合的に提供するモデルです。
具体的には、SD-WANなどのネットワーク機能と、CASB・ZTNA・SWG・FWaaSなどのセキュリティ機能を組み合わせ、利用者や拠点がどこにいても安全にアプリケーションやクラウドサービスへアクセスできるようにします。
したがって、イが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:クラウドサービスの利用状況を可視化し,利用者,端末,データの状態に基づいてアクセス制御や情報漏えい対策を行う仕組みである。
⇒CASBの説明です。CASBはクラウドサービスの利用状況の可視化やアクセス制御、情報漏えい対策などを行う仕組みです。SASEはCASBを含み得ますが、SD-WANなどのネットワーク機能も統合して提供する点が異なります。
ウ:ネットワーク機能を含めず,SWG,CASB,ZTNAなどのセキュリティ機能をクラウドサービスとして提供する考え方である。
⇒SSEの説明です。SSEは、SWG・CASB・ZTNAなどのセキュリティ機能を中心にクラウドサービスとして提供する考え方です。SASEは、これらのセキュリティ機能に加えて、SD-WANなどのネットワーク機能も含めて統合する点が特徴です。
エ:エンドポイント,ネットワーク,クラウドなどから得られる検知情報を統合し,脅威の分析や対応を支援する仕組みである。
⇒XDRの説明です。XDRは複数領域の検知情報を統合し、脅威の分析や対応を支援する仕組みです。SASEは、ネットワーク接続とセキュリティ機能をクラウド上で統合的に提供するモデルです。