景気循環|中小企業診断士 令和7年第1次試験 経済学・経済政策 問6
出典:令和7年度 第1次試験問題 経済学・経済政策 第6問
分野:経済学・経済政策 / 経済指標の見方や読み方
景気循環の周期性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a:コンドラチェフ・サイクルは、約50年の周期をもつ景気循環で、大規模な技術革新などに起因して生じると考えられている。
b:キチン・サイクルは、約20年の周期をもつ景気循環で、住宅や商工業建築の建て替えなどに起因して生じると考えられている。
c:ジュグラー・サイクルは、約7~10年の周期をもつ景気循環で、生産設備の更新投資などに起因して生じると考えられている。
a:コンドラチェフ・サイクルは、約50年の周期をもつ景気循環で、大規模な技術革新などに起因して生じると考えられている。
b:キチン・サイクルは、約20年の周期をもつ景気循環で、住宅や商工業建築の建て替えなどに起因して生じると考えられている。
c:ジュグラー・サイクルは、約7~10年の周期をもつ景気循環で、生産設備の更新投資などに起因して生じると考えられている。
- ア:a:正 b:正 c:正
- イ:a:正 b:正 c:誤
- ウ:a:正 b:誤 c:正
- エ:a:誤 b:正 c:正
- オ:a:誤 b:正 c:誤
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まず押さえたいこと
景気循環の周期は、名称・期間・原因をセットで整理するのがコツです。コンドラチェフ・サイクルは約50年で技術革新、キチン・サイクルは約40カ月で在庫投資、ジュグラー・サイクルは約7~10年で設備投資、クズネッツ・サイクルは約20年で建築投資と対応します。
迷ったときの判断軸
ひっかけになりやすいのは、キチンとクズネッツの取り違えです。約20年、住宅や商工業建築の建て替えが原因と出てきたら、キチンではなくクズネッツです。キチンは短期の在庫循環と覚えておくと、選択肢bの誤りに気づきやすくなります。
2次試験につなげるために
この論点は経済学・経済政策の知識であり、2次試験に無理につなげるより、1次試験対策として割り切って整理することが重要です。周期の年数だけを覚えるのではなく、「在庫は短期、設備は中期、建築は長期、技術革新は超長期」というイメージで押さえると、記憶に残りやすくなります。
この問題では、代表的な景気循環の名称、周期、発生要因の対応関係が問われています。
aのコンドラチェフ・サイクルは、約50年の長期波動で、技術革新や産業構造の大きな変化に起因するとされます。したがって、aは正しい記述です。
bのキチン・サイクルは、約40か月の短期循環で、在庫投資の変動に起因するとされます。約20年の周期で、住宅や商工業建築の建て替えなどに起因するのは、クズネッツ・サイクルです。したがって、bは誤りです。
cのジュグラー・サイクルは、約7~10年の中期循環で、生産設備の更新投資などに起因するとされます。したがって、cは正しい記述です。
したがって、ウが適切です。
--- ❌他選択肢が誤りの理由ア a:正 b:正 c:正
⇒bが誤りです。キチン・サイクルは約40か月の短期循環で、在庫投資の変動に起因するとされます。
イ a:正 b:正 c:誤
⇒bとcの判断が誤りです。bは誤り、cは正しい記述です。
エ a:誤 b:正 c:正
⇒aとbの判断が誤りです。コンドラチェフ・サイクルは約50年の長期循環であり、bはキチン・サイクルの説明ではありません。
オ a:誤 b:正 c:誤
⇒a、b、cの判断がいずれも誤りです。aとcは正しく、bは誤りです。