AIを用いたマシンビジョンの目的|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 春期午前試験 問72

出典:令和7年春期 午前 問72 分野:ビジネスインダストリ / 産業機器
スマートファクトリーで使用されるAIを用いたマシンビジョンの目的として,適切なものはどれか。
  • ア:クラウドに蓄積した入出荷データを用いてAIが需要予測し,生産数を最適化する。
  • イ:作業者が装着したVRゴーグルにAIが作業状況に応じたガイドを表示することによって,作業効率を向上させる。
  • ウ:設計変更内容をAIによって整理し,製造現場に正確に伝達する。
  • エ:人間の目視検査をAIが代替し,検査効率を向上させる。
応用情報技術者
解説

マシンビジョンとは、カメラなどで取得した画像をコンピュータで解析し、対象物の状態を認識・判定する技術です。

スマートファクトリーでは、製品の傷、汚れ、形状の異常、部品の欠落などをAIが画像から判定し、人間が行っていた目視検査を代替・支援します。これにより、検査の高速化や品質の均一化が期待できます。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
ア:クラウドに蓄積した入出荷データを用いてAIが需要予測し,生産数を最適化する。
⇒需要予測や生産計画の最適化に関するAI活用です。画像を解析して対象物を認識するマシンビジョンではありません。
イ:作業者が装着したVRゴーグルにAIが作業状況に応じたガイドを表示することによって,作業効率を向上させる。
⇒VRを用いた作業支援の説明です。カメラ画像から製品の状態を検査するマシンビジョンとは異なります。
ウ:設計変更内容をAIによって整理し,製造現場に正確に伝達する。
⇒設計情報や変更管理に関するAI活用です。画像認識による検査を目的とするマシンビジョンではありません。
TSUNAGARU-ADVICE

まず押さえたいこと

マシンビジョンは、カメラなどで取得した画像をAIで解析し、製品の傷・汚れ・形状不良・組立てミスなどを自動で検出する技術です。スマートファクトリーでは、人間が行っていた目視検査の一部を代替し、検査の高速化や均一化を図ります。

迷ったときの判断軸

「ビジョン」は画像や映像を扱う技術だと考えましょう。需要予測はデータ分析、VRゴーグルによる案内は作業支援、設計変更の整理は情報管理です。カメラ画像から製品の良否を判定するものがマシンビジョンに該当します。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験合格を目指す方は、マシンビジョンを画像データの収集・前処理・学習・推論によって検査を自動化する仕組みとして理解しましょう。照明や撮影条件、学習データの品質が判定精度に影響する点も重要です。