SOA|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問62
出典:令和7年秋期 午前 問62
分野:システム戦略(中分類) / ソリューションビジネス
SOAの説明はどれか。
- ア:会計,人事,製造,購買,在庫管理,販売などの企業の業務プロセスを一元管理することによって,業務の効率化や経営資源の全体最適を図る手法
- イ:企業の業務プロセス,システム化要求などのニーズと,ソフトウェアパッケージの機能性がどれだけ適合し,どれだけかい離しているかを分析する手法
- ウ:業務プロセスの問題点を洗い出して,目標設定,実行,チェック,修正行動のマネジメントサイクルを適用し,継続的な改善を図る手法
- エ:利用者の視点から業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって,業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする手法
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
SOAは、業務システムの機能を独立性の高いサービスとして分け、それらを組み合わせてシステムを構築する考え方です。業務機能を再利用可能な部品として切り出すことで、他システムとの連携や変更への対応をしやすくします。
迷ったときの判断軸
企業資源を一元管理するのはERP、業務要件とパッケージ機能の差を調べるのはフィット&ギャップ分析、PDCAによる継続的改善は業務改善の説明です。「独立した部品」「業務プロセスとの対応付け」「他ソフトウェアとの連携」という表現に注目しましょう。
科目Bにつなげるために
特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、SOAを単なる分割ではなく、サービス間のインタフェースを明確にし、再利用性や疎結合性を高める設計思想として理解しておくと有効です。API連携やマイクロサービスとの違いを考える問題にもつながります。

SOAは、Service-Oriented Architectureの略で、業務システムの機能を、独立性の高いサービスという単位に分割して構成する考え方です。
各サービスの機能や呼出し方法を明確にしておくことで、業務プロセスと対応付けやすくなり、別のシステムやソフトウェアからも再利用・連携しやすくなります。
したがって、利用者の視点から業務システムの機能を独立した部品に分け、業務プロセスとの対応付けや他のソフトウェアとの連携を容易にする説明がSOAに該当します。
したがって、エが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:会計,人事,製造,購買,在庫管理,販売などの企業の業務プロセスを一元管理することによって,業務の効率化や経営資源の全体最適を図る手法
⇒ERPの説明です。ERPは、企業内のさまざまな業務を統合的に管理し、経営資源の全体最適を図る仕組みです。SOAは、システム機能をサービス単位に分割して連携しやすくする考え方です。
イ:企業の業務プロセス,システム化要求などのニーズと,ソフトウェアパッケージの機能性がどれだけ適合し,どれだけかい離しているかを分析する手法
⇒フィット&ギャップ分析の説明です。導入予定のパッケージ機能と自社の要件との差を分析する手法であり、システムをサービス単位に分割するSOAとは異なります。
ウ:業務プロセスの問題点を洗い出して,目標設定,実行,チェック,修正行動のマネジメントサイクルを適用し,継続的な改善を図る手法
⇒BPMの説明に近い内容です。BPMは、業務プロセスを継続的に分析・改善する考え方であり、ソフトウェア機能を独立したサービスとして構成するSOAとは異なります。