ソフトウェア利用者の仮想の人物|情報処理安全確保支援士試験 令和2年 秋期午前Ⅱ試験 問22
出典:令和2年秋期 午前Ⅱ 問22
分野:システム開発技術 / システム要件定義・ソフトウェア要件定義
ソフトウェアの要件定義における利用者の分析で活用される,ソフトウェアの利用者を役割ごとに典型的な姿として描いた仮想の人物を何と呼ぶか。
- ア:エピック
- イ:ステークホルダ
- ウ:プロダクトオーナー
- エ:ペルソナ
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
ソフトウェアの要件定義で、利用者を役割や特徴ごとに典型的な姿として描いた仮想の人物をペルソナといいます。利用者像を具体化することで、誰のために、どのような機能や使いやすさが必要かを考えやすくなります。
迷ったときの判断軸
エピックは大きな要求や機能のまとまり、ステークホルダはシステムに利害関係をもつ人や組織、プロダクトオーナーはプロダクトの価値や優先順位に責任をもつ役割です。仮想の利用者像を設定する話なら、ペルソナと判断しましょう。※開発関連試験向け
科目Bにつなげるために
科目Bでは、要件定義やUI設計の場面で、利用者の立場や業務内容を踏まえて要求を整理する問題が出ることがあります。ペルソナは、利用者目線で機能・操作性・利用シーンを検討するための道具として理解しておきましょう。
ペルソナは、ソフトウェアやサービスの利用者を、役割・属性・目的・行動などに基づいて典型的な人物像として具体化したものです。
要件定義では、利用者がどのような目的で、どのような状況でソフトウェアを使うのかを明確にするために、仮想の人物像であるペルソナを活用します。
したがって、エが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:エピック
⇒エピックは、アジャイル開発などで使われる大きな単位の要求や機能のまとまりです。利用者を典型的な人物像として表したものではありません。
イ:ステークホルダ
⇒ステークホルダは、システムやプロジェクトに利害関係をもつ人や組織のことです。利用者、開発者、運用者、経営者などが含まれますが、役割ごとに描いた仮想の人物像を指す用語ではありません。
ウ:プロダクトオーナー
⇒プロダクトオーナーは、アジャイル開発などで、プロダクトの価値を最大化する責任をもつ役割です。要件の優先順位付けなどを行いますが、利用者を具体化した仮想の人物像ではありません。