セキュリティチップ(TPM:Trusted Platform Module)の機能|情報処理安全確保支援士 平成29年 春期午前Ⅱ試験 問4
出典:平成29年春期 午前Ⅱ 問4
分野:セキュリティ / 情報セキュリティ対策
PCなどに内蔵されるセキュリティチップ(TPM:Trusted Platform Module)がもつ機能はどれか。
- ア:TPM間の共通鍵の交換
- イ:鍵ペアの生成
- ウ:デジタル証明書の発行
- エ:ネットワーク経由の乱数送信
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
TPM(Trusted Platform Module)は、PCなどに内蔵されるセキュリティチップで、暗号鍵を安全に生成・保管し、暗号処理を支援するために使われます。代表的な機能として、鍵ペアの生成があります。
迷ったときの判断軸
TPMは、TPM同士で共通鍵を交換するための仕組みではありません。また、デジタル証明書を発行するのは認証局(CA)の役割であり、ネットワーク経由で乱数を送信することがTPMの主目的でもありません。TPMは、端末内部で鍵を安全に扱うためのハードウェアと判断しましょう。
科目Bにつなげるために
科目Bでは、端末認証・ディスク暗号化・セキュアブート・鍵管理・HSM・スマートカードなどと絡めて問われることがあります。TPMを読むときは、秘密鍵を外部に出さずに保護し、端末の信頼性確認や暗号処理に使うことで、端末側のセキュリティ基盤を支える視点を持ちましょう。
TPMは、PCなどに搭載されるセキュリティチップで、暗号鍵の生成・保管や、端末の状態を確認するための情報の記録などを安全に行います。
TPM内部では公開鍵と秘密鍵の鍵ペアを生成でき、秘密鍵をチップの外へ出さずに暗号処理や署名処理へ利用できます。
したがって、イが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:TPM間の共通鍵の交換
⇒TPMの主な機能は、鍵の生成・保管や暗号処理です。複数のTPM間で共通鍵を交換することが中心的な機能ではありません。
ウ:デジタル証明書の発行
⇒デジタル証明書を発行するのは認証局です。TPMは証明書に対応する鍵の生成・保管に利用できますが、証明書そのものを発行する機関ではありません。
エ:ネットワーク経由の乱数送信
⇒TPMは乱数生成機能を備えることがありますが、ネットワーク経由で乱数を送信することが目的の機能ではありません。