リアルタイムな応答|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 春期午前試験 問4
出典:令和7年春期 午前 問4
分野:基礎理論(中分類) / 計測・制御に関する理論
リアルタイム性が求められる組込みシステムにおいて,システムへの入力に対するリアルタイムな応答のうち,最も適切なものはどれか。
- ア:OSを使用しないで応答する。
- イ:定められた制限時間内に応答する。
- ウ:入力された順序を守って応答する。
- エ:入力時刻を記録して応答する。
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
リアルタイム性とは、処理速度が単に速いことではなく、入力や事象が発生してから定められた制限時間内に処理結果を返すことです。組込みシステムでは、応答が期限を超えると、結果が正しくても役に立たない場合があります。
迷ったときの判断軸
OSを使うかどうか、入力順に処理するか、入力時刻を記録するかは、リアルタイム性を直接決める条件ではありません。「いつまでに応答しなければならないかという時間的制約が守られているか」で判断しましょう。
科目Bにつなげるために
特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、リアルタイムシステムでは平均応答時間よりも、最悪の場合でもデッドラインを守れるかが重要だと理解しておくと有効です。タスクの優先度・割込み・リアルタイムOSの問題につながります。

リアルタイムシステムにおけるリアルタイム性とは、単に処理速度が速いことではなく、入力や事象の発生に対して、あらかじめ定められた制限時間内に処理を完了し、応答することです。
例えば、自動車の制御や工場設備の監視では、正しい結果であっても応答が期限に間に合わなければ、システムの要求を満たしたことにはなりません。
したがって、イが適切です。
❌他選択肢が誤りの理由ア:OSを使用しないで応答する。
⇒リアルタイム性は、OSを使用するかどうかでは決まりません。リアルタイムOSを使用して、処理の優先順位や実行期限を管理する場合もあります。
ウ:入力された順序を守って応答する。
⇒入力順に処理することは、リアルタイム性の必須条件ではありません。緊急度や優先度の高い処理を先に実行する場合もあります。
エ:入力時刻を記録して応答する。
⇒入力時刻の記録はログ管理などに役立ちますが、定められた時間内に応答するというリアルタイム性そのものを表すものではありません。