問題管理|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問56

出典:令和7年秋期 午前 問56 分野:サービスマネジメント(中分類) / パフォーマンス評価及び改善
サービスマネジメントにおける問題管理の活動はどれか。
  • ア:根本原因の特定
  • イ:サービス要求の優先度付け
  • ウ:変更要求の記録
  • エ:リリースの検証
応用情報技術者
解説

問題管理は、インシデントの根本原因を特定し、同じインシデントの再発を防止したり、影響を低減したりするための活動です。

インシデント管理がサービスを早期に復旧させることを重視するのに対し、問題管理では、なぜインシデントが発生したのかを調査し、根本原因の解消を目指します。

したがって、が適切です。

❌他選択肢が誤りの理由
イ:サービス要求の優先度付け
⇒これは、利用者から寄せられたサービス要求を管理する活動に該当します。問題管理は、インシデントの根本原因を分析し、再発防止を図る活動です。
ウ:変更要求の記録
⇒これは、変更実現や変更管理に関する活動です。システムやサービスへの変更要求を記録し、評価・承認するものであり、問題管理の中心的な活動ではありません。
エ:リリースの検証
⇒これは、リリース管理や展開管理に関する活動です。リリース内容が要件を満たしているかを確認するものであり、インシデントの根本原因を特定する問題管理とは異なります。
TSUNAGARU-ADVICE

まず押さえたいこと

問題管理は、発生したインシデントや今後起こり得るインシデントの根本原因を特定し、再発を防ぐための活動です。サービスを早く復旧するだけでなく、なぜ障害が起きたのかを調査して恒久的な対策につなげます。

迷ったときの判断軸

インシデント管理はサービスの早期復旧、サービス要求管理は利用者からの依頼への対応、変更管理は変更要求の記録・評価、リリース管理は本番環境へ展開するリリースの検証などを行います。「原因究明」「既知のエラー」「再発防止」という表現があれば、問題管理と判断しましょう。

科目Bにつなげるために

特にプロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験合格を目指す方は、インシデント管理と問題管理の違いを意識しましょう。現場では、まずサービスを復旧し、その後にログや変更履歴を分析して根本原因を特定し、恒久対策へつなげる流れが重要です。