ターンアラウンドタイム|科目A-1(応用情報技術者) 令和7年 秋期午前試験 問15
出典:令和7年秋期 午前 問15
分野:ソフトウェア / オペレーティングシステム
五つのジョブA~Eに対して,ジョブの多重度が1で,処理時間順方式のスケジューリングを適用した場合,ジョブBのターンアラウンドタイムは何秒か。ここで,OSのオーバーヘッドは考慮しないものとする。
単位 秒
| ジョブ | 到着時刻 | 単独実行時の処理時間 |
| A | 0 | 2 |
| B | 1 | 4 |
| C | 2 | 3 |
| D | 3 | 2 |
| E | 4 | 1 |
- ア:8
- イ:9
- ウ:10
- エ:11
TSUNAGARU-ADVICE
まず押さえたいこと
処理時間順方式では、CPUが空いた時点で到着済みのジョブの中から処理時間が最も短いものを選んで実行します。ターンアラウンドタイムは、ジョブが到着してから処理を完了するまでの時間なので、各ジョブの実行順序と完了時刻を追うことが基本です。
迷ったときの判断軸
まだ到着していないジョブは候補に含めません。また、処理時間順方式が非プリエンプティブなら、いったん実行を開始したジョブは完了するまで続けます。到着時刻、実行可能な候補、処理時間の短さを時系列で確認し、最後に「完了時刻 - 到着時刻」でターンアラウンドタイムを求めます。
科目Bにつなげるために
特にプロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験合格を目指す方は、スケジューリング問題をガントチャートのように時系列で追跡する習慣を付けましょう。FCFS・SJF・ラウンドロビン・優先度方式の違いを比較すると、待ち時間や応答時間の評価にも対応しやすくなります。
ターンアラウンドタイムは、ジョブが到着してから処理が完了するまでの時間です。
処理時間順方式では、その時点で実行可能なジョブの中から、処理時間が最も短いジョブを選んで実行します。ジョブの多重度が1なので、同時に実行できるジョブは1つだけです。
まず、時刻0ではジョブAだけが到着しているため、ジョブAを実行します。ジョブAの処理時間は2秒なので、時刻2に完了します。
時刻2では、ジョブBとジョブCが到着しています。処理時間はBが4秒、Cが3秒なので、短いジョブCを実行し、時刻5に完了します。
時刻5では、ジョブB、D、Eが到着しています。処理時間が最も短い順に、E、D、Bの順で実行します。
実行順序は、A → C → E → D → Bとなります。ジョブBは時刻8から実行され、処理時間が4秒なので、時刻12に完了します。
ジョブBの到着時刻は1なので、ターンアラウンドタイムは次のようになります。
12 − 1 = 11秒
したがって、エが適切です。